ホメオパスでホリスティックドゥーラ®️でアロマセラピストでもある大田原恵です。
能登でのボランティア活動報告その③です。
ある避難所でのこと。
ふくらはぎに少しオイルを塗ってトリートメントすると、その瞬間みなさんが思わず言ってしまう言葉「気持ちいい～」
「じんのび～(=能登の方言で気持ちが良いの意味)」
ふくらはぎは足裏と同じように第2の心臓と呼ばれます。だるさや浮腫を感じやすく、つりやすかったりもするので、少しの刺激でも巡りが良くなり、全身に血液がまわって身体中がぽかぽかします。
身体にたまった老廃物も排出しやすくなるので、便秘気味の方にもオススメです。
みなさん慣れない避難所生活での食事の問題や運動不足、ストレスもたくさんありますから、あらゆる緊張が感じられます。
そんなお身体や心がほわっとゆるんだところで、最後に桜の花の形をした紙にオレンジの精油をつけてお渡しすることにしました。
オレンジは誰もが知っているお馴染みの香り。年齢や性別を問わず幅広く好まれます。アロマテラピーの香りの中では常に人気No.1の精油です。
不安を感じているような環境にいる方や、鬱っぽい方、眠れない方によくオススメします。
食欲不振や消化不良、自律神経のバランスをとるためにも良い精油です。
(いつもお世話になっている㈱ブルーインクさんの精油を使わせていただきました)
香りをつけた紙をある年配の女性にお渡ししながら「何の香りか分かりますか？」と聞いてみると
「あ～いい匂い。サンキストのジュースの匂い!」というリアクション。
ニコニコと明るい表情で元気に答えてくれました。
そうそう。当たりです。
その方はオレンジジュースの匂いの記憶を思いだしました☺️リフレッシュして更に元気が出てきた様子。
匂いと記憶は深く結び付いています。
香りは脳の中の本能的な部分に瞬時に伝わり作用します。最近は香りで脳を刺激することが認知症予防にも使われたりしますね。
以前、テレビでラベンダーとレモンの精油が認知症予防に良いと紹介され、在庫が一斉になくなってしまうという現象がありました～。
良いと言われると何でも一斉に飛び付きたくなる日本人。テレビの影響力のすごさを感じた出来事でした。
なかなか先が見えない生活の中でも、香りによって不安から解放されたり、気持ちを切り替え前向きになったりすることは、生きる希望につながります。
辛い悲しい状況だからこそ、希望の光が１つでも多く灯るといいですよね。
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