みなさま😊こんにちは。

ホメオパスでホリスティックドゥーラ®️の
大田原恵です。

冬至、クリスマス、そしてもう年末。
今年もあっという間に過ぎようとしています。

さて、先月の話しになりますが、東中野の小さな映画館ポレポレにて「1%の風景」を鑑賞してきました。
吉田夕日監督と、映画にも登場する助産師の神谷さんのアフタートーク付きの日でしたので、当日は満席!

ネットで見て、残り3席だった所をギリギリゲットできてラッキーでした。

チケットは買えなかったけど、どうしても神谷さんに会いたい。という想いの方々が会場入口に何人もいらしてて、気持ち分かるわ~と思いました。

私の中では、世の中で最も必要な職業といえば助産師さんだと思っています。

しかしながら今や『絶滅危惧種』とまで言われている職業だなんて、なんとも悲しいことです。

“1%の風景”というタイトルの“1%”という数字は、日本における助産院や自宅で出産する人の比率です。

映画は助産院や自宅出産を選択した4人の女性と、つむぎ助産所の渡辺愛さん、みづき助産院の神谷整子さんを追ったドキュメンタリーになります。

お産は病気じゃないと言われるのに、99%の人が病院での出産を選んでいる。
というか、他に選択肢がない。と思わされてしまっていますが

こんなに手厚く、こんなに寄り添って、妊娠中から出産時、産後まで共にいてくれる助産師さんという存在や

一人一人をあたたかく迎え、安心して産むことができる場所が病院以外にある。という事が、あまり知られていないのが残念です。

そもそも、赤ちゃんとお母さんの力のみで行われる“自然な出産”とうものを、今のお医者たちが、見たことがない、経験していないっていうのも、なんだか変な話しだと思います。

待つのが苦手な現代人は、スケジュールを決め、時間で管理する習慣がついています。
しかしお産の世界はそうはいきません。

無痛分娩というワードも、イメージと現実の違いがありすぎて(汗)痛みがないわけじゃないですもんね~。せめてネーミングは変えた方がいいですよね~。

まして、無痛分娩のつもりがうまく進まず、帝王切開になってしまうケースは沢山あるのです。赤ちゃんへの麻酔の影響だって気になります。

人の手が入れば入るほど、お産は複雑化する気がします。

だから「待って、待って、待って・・・待った結果が命だからね。いい仕事でしょ?」という渡辺愛さんの言葉には心から感動するんです。

本来のお産てこういうものなんだと、改めて感じさせてもらえます。

そして映画の中に登場するお母さんたちと、産まれてきた赤ちゃんやご家族のしあわせそうな表情。

見ているだけで、こちらまでしあわせのお裾分けをいただいているようです。

かつてホメオパシーの学校で、お産関連の授業をしてくれた鴫原先生は、みづき助産院で神谷さんとともにお仕事をしていた助産師さんでした。思い出すととても懐かしい。

左:神谷さん 右:吉田監督 
パンフレットにサインをしてもらいまして記念にパチリ。

コロナの3年間、病院での出産には立ち会いや面会ができなくなるなど、様々な制限がかかりましたね。

一方産み場所を求めて、助産院の存在が改めて注目されたりもしたのですが、もともとの利用率がわずか1%ですから・・・

加速する少子化の流れには逆らえず、お産の取り扱いをやめてしまう所も増えてきました。

なんとか消滅させない方向性として、最近では産後ケア事業をメインとした場に形を変えつつあるようで

映画に登場する2つの助産院もその道をたどりました。

トークの中で、神谷さんがお話しされていたことが印象的でした。

「今まで自分たち(=助産院)は出産前から産んだ後まで、つきっきりで寄り添うのが当然としてやってきたけれど

病院で出産した人たちは、産んだあと、半分放り出されるようにされて、育児をしなければならないのだ。という状況を改めて感じている。」

そんなようなことをおっしゃっていました。

私もよく思うのは「お母さんたち、もっと大切にされていいんですよ。」ということ。

あまりにも犠牲者になり過ぎている日本のお母さん。それがふつう。それが常識として、子育てが行われてきた国です。

むかしから、産後の体力的精神的負担は、後々の健康や更年期にも影響があるといわれています。

なのに、産後ケアや育児のサポートに関しては、他の国と比べても十分な配慮がなされていませんよね。

そういう考え方や文化がなかったから仕方ない。とも言えますが

お母さんがリカバリーに専念できる環境が整うことは、ご本人だけじゃなく家族全体にとってよりよい生活を送る助けになります。

そしてお母さん自身も、自分の存在価値を見失わず「犠牲になるのが当たり前」の中に埋もれないようにしてほしいものです。

ちなみに私が商標登録した「ホリスティックドゥーラ®️」は、産前産後の女性の心と身体を“自然療法でケア”する。

というコンセプトのもとに活動しているプロフェッショナルの名称です。

心、身体、人間の全部をまるごとみる“ホリスティック”な考え方をベースに

自然界からの恩恵を受けている自然療法こそ、女性のケアに最もふさわしく、最もぴったりくるものだと考えています。

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つわりやむくみ、気持ちの落ち込みや不安など、セルフケアとして活用していただきたいですし、困ったらいつでも相談して下さい。

映画はすでに公開が終わってしまっているところもありますが、年が明けたら北陸、長野などでも上映されるようですので、ぜひ公式ホームページをご確認ください↓
 

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