群馬県前橋市で
緩和ケア医をされている
萬田緑平先生の著者です。

なかなかインパクトのあるタイトルですよね。
ちなみに表紙のイラストは
お子さんが描いたものだそうです。

タイトルとは違って
なんだかほっこりしてしまいます。

なぜ病院で死ぬのは苦しいのか。
裏表紙にはこんな風に書かれていました。

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死そのものは
本来苦しいものではありません。
しかし病院で治療を続けると
体力の限界まで「生きさせられる」
から苦しいのです。

私はこの本で人生の最終章には
「病院で治療する」という選択肢以外
にも「治療をやめて家で生き抜く」

(それはつまり「家で死ぬ」)という

選択肢があることを知ってほしいと思います。
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よく聞くお話しですが
いまのお医者さんたちは
自然死というものを
見たことがないそうです。

見るチャンスがないと言った方が
正しいのかもしれません。

それは家族側も同じで
死のほとんどは家ではなく
病院で迎えるものだからです。

病院での看とりには
医療介入があることがほとんどですし

目の前にいる患者さんに対して
何もしないでいることは
医療者として治療を放棄するような
許されない行為と考えられます。

熱が出れば解熱剤で下げる
血圧が高ければ降下剤で正常値に。

世の中はどうしても
正常値といわれる数字に惑わされますが

20代と90代の血圧が全く同じ
なんていうことはあり得ません。

同じ年代でも
各々臓器のはたらき具合には違いがあって
当たり前です。

なぜなら私たちは
機械ではありませんから。

家系的にも
特定の臓器が弱い傾向があったり
かかりやすい病気の傾向があったり
します。

これはホメオパシーでいうところの
“マヤズム”とよばれるものです。

この本は「死に方の教科書」
とあるように
死の現場で起こることが書かれています。

例えば

 ・食べられなくなる
 ・腹水がたまる
 ・腸閉塞を起こす
 ・寝たきりになる 
・痛みが出る
 ・熱が出る
 ・むくみが出る
・トイレができなくなるい
 ・呼吸が弱くなる
 ・黄疸が出る
 ・終末期せん妄を起こす

もちろん
家族で看とることを決意したとしても 
いざその場になれば 頭が混乱したり
慌てたりするでしょう 。

そんな中、この本に触れておくだけで
家族側の心構えとして
安心材料になるだろうと思います。

そういえば
鹿児島で地域医療をしている森田先生が

普段お見舞いにも来ないような
遠いところいる親戚の方が
クレームをしてくる確率が高い。
といっていました。

そういう人たちを通称
“カリフォルニアの親戚(=遠い所の親戚)”
と呼んでいるそうです。
思わず笑ってしまいます。

お互いに受け入れ体制をととのえて
ご本人がいちばん望むかたちで
旅立ちのお手つだいができれば
いいですよね。

むかしは「死は敗北」
と思われてきました。

無理矢理生かす時代から
死を先送りするのではなく
受け入れていく流れに
大きくシフトしています。

人が枯れていく様を
残される家族とともに
見守るのも医療のひとつ。
と考えたいです。

うちの母も
亡くなるまで3年ぐらい
病院で過ごしましたが
家族の意図をくんでくれる
いいお医者さんに恵まれて
わりと自然な形で召されていきました。

よくよく考えたら
これはお産にもつながる話で

自然に任せ
お母さんと赤ちゃんの力だけでするお産を
産婦人科の先生方も目にする機会が
失われているのでしょう。

助産師さんでさえ
病院に勤務しているケースと
助産院でお仕事されているケースでは
ずいぶん違いがあります。

あらゆるリスクを
ゼロにすることは出来ませんが

生も死も
本来の形に戻していくことは
それほど難しいことなのか・・・

いえ、難しくしているのは
私たち人間かもしれませんよ。

人が老いていくことは
誰にも止められませんが

老化現象のにひとつひとつに
いちいち名前をつけていくと
病気が出来上がります。

そしてその名前は
新型○○○となれば
永遠に生み出されていきます。

病気は自然に発生するものではなく
人の手で作り出されていることに
気づかないとね。


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