「ロッタちゃん」はリンドグレーンの児童文学の古典を映画化したもの。
キャッチコピーは「可愛いだけのワタシじゃない。」
5歳のロッタちゃんはママから着なさいと言われた毛糸のセーターがチクチクして大嫌い。
はさみで切り裂いてしまう。
不機嫌はそれでは治まらず、家を出てお隣のベルイさんの家に住み始めます。
ベルイさんも親切だし、パパも無理に連れ帰ろうとしません。
ロッタちゃんが自分で家に帰りたくなるまで、みんなロッタちゃんがやりたいようにさせます。
子どもを追いつめることのない、実に寛大な態度に感心しました。
ロッタちゃんは自分の思ったこと、したいことをはっきり口に出します。
もちろん間違ったこともしてしまうのだけれど、
いつも自分で考えて行動する、なかなかできないことです。
実は最初はずいぶんわがままな子だなあ、と思って見ていたのですが、
やがて奇跡を起こします。
クリスマスツリーにする木がどの店でも売っていなくて、
お兄さんもお姉さんも悲しみにくれているとき、
ロッタちゃんはツリーを持って帰ってくるのです。
どうしてそんなことができたのかは見てのお楽しみ。