ハーンの「日本の面影」~新聞記事で気づいた誤りと訂正
今日(5月7日)の朝日新聞朝刊19頁に 「耳で 目で 異文化への関心」 という記事が載っていました。 ラフカディオ・ハーンの 『知られぬ日本の面影(1894)』を 紹介した記事でした。 欧米では26刷のベストセラーだった、 というあたりは、『ばけばけ』で ヘブンの『日本滞在記』が ベストセラーだった、 というかたちで活かされていました。 戦後の占領下で ボナー・フェラーズという米国軍人が、 ハーンを愛読し、 天皇制を残すよう進言したという 歴史的影響にも言及されています。 特に興味深かったのは 『日本の面影』の原著初版本の写真です。 (以下の写真とは別) ドラマで登場した、 ヘブンの『日本滞在記』そっくり。 というか初版本そっくりに NHKの美術さんたちが作られたのでしょう。 雪の話と竹をモチーフとした デザインだそうです。 新聞紙上の本は近畿大学中央図書館の 所蔵品ですが、 大阪歴史博物館の特別展 「小泉八雲―怪談とフォークロリストのまなざし―」で 展示されているとか (6月8日まで 火曜休館)。 大阪歴史博物館:特別展:小泉八雲―怪談とフォークロリストのまなざし―このWebサイトは、大阪歴史博物館の公式サイトですwww.osakamushis.jp 見にいかなけりゃ。 と、ここまではよかったのですが… 記事には「面影」所収の 「神々の国の首都 」の冒頭が 原文とともに引用されていました。 マイブログ 「ばけばけ歌会特別企画 ハーンの原文を読んでみよう 1」 (2025年10月31日)でも紹介した英文ですが、 なんか少し読みやすくなったような… ブログで引用した文と比較してみると、 写し間違いに気がつきました。 元の文 The first day of the noises of Matsue day comes to the sleeper like the throbbingof a slow, enormous pulse exactly under his ear. 正しい文 The first of the noises of a Matsue day comes to the sleeper l ike the throbbingof a slow, enormous pulse exactly under his ear. 松江の1日は、眠っていると 耳の真下から聞こえてくる音で 始まる。 ゆっくりした、巨大な脈動のような音である。 dayという余計な1語が紛れこんだため 難解な一文になってしまっていました。 まったく基本的なミスでお恥ずかしい限りです。 お詫びするとともに、訂正版を作りましたので、 英語原文に関心のある方は読んでみて下さい。 https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12942369156 新編 日本の面影 (角川ソフィア文庫) [ ラフカディオ・ハーン ] 楽天市場 新編 日本の面影 II (角川ソフィア文庫) [ ラフカディオ・ハーン ] 楽天市場