二階堂ふみを見たくて主演ドラマ「Eye Love You」を見るとついイライラしてしまう。

ドラマのホームページでは     

民放GP帯連続ドラマ史上初!!
ヒロインの相手役に韓国人俳優を迎えて送る
オリジナル脚本のラブストーリー

とあるのだが、この韓国人俳優チェ・ジョンヒョブにイラッとくるのだ。

二階堂ふみが演じるのは目を見ると相手の考えていることが分かる、

という超能力の持ち主、本宮侑里。

相手の心の中が分かってしまうので恋愛には臆病になっている。

ところが、チェ・ジョンヒョブ演ずるユン・テオは

韓国語で思考するので何を考えているが分からない。

それが一つの利点になるわけである。

ユン・テオは最初韓国料理の配達員として侑里と知りあい、

侑里が社長を務めるチョコレートショップにインターンとして入ってくる。

社内恋愛禁止なのだが、いったん会社を離れると、

日本語がしゃべれるユン・テオはがんがん侑里に迫ってくる。

侑里の方も好意は持ちつつ、セーブ気味に対応する。

 

常に前へ前へと進もうとするユン・テオを見ていると

「そこのお前、ちょっと待て」と言いたくなる。

 

もしこの若者に

「どうして君は自分の気持ちを何の躊躇いもなくぶつけることができるんだい?」と問うてみたなら、

「それはぼくが王子様だからだよ」と答えるだろう。

 

結局、人間ドラマとして安普請なのだ。

日本語をしゃべれはするけれど日本語で陰影のある演技などできるはずのない

チェ・ジョンソプに説得力のある演技を求めるのは、

はなから無理な話だった。

韓国人俳優を敢えて起用した以上、

脚本も俳優の限界に併せて書くしかなかった。

それでこういうドラマに仕上がったのだ。

最近ますます美しくなった二階堂ふみは見たいが、

あの愛されて当然顔は見たくない、という

アンビヴァレントな感情に引き裂かれてしまう。

裏番組の「正直不動産2」の方がドラマとしてずっと面白いのだが、

全録ビデオを持っているので後から幾らでも見られる。

見たいけれど、どうせむかつくしどうしようか考え中である。

 もう一つ腹が立ったのは「恋する警護24時」である。

こちらは岩本照演ずるボディーガードが弁護士役の白石麻衣を守る、というシチュエーション。

このむやみに背が高くていかつく無愛想なボディーガードが、

美しい白石麻衣様の相手役かと思ったら、続けて見る気がしなくなった。

しかも主演は白石麻衣様ではなくこの男らしい。

勝手にしろー。

撮りだめてはいるが、今期は面白いドラマが多く、なかなか見る気にならない。

じゃ、どんなラブコメなら許せるのかって?
それは次のブログ「令和版男女7人冬物語か、アイのない恋人たち」で。