先日、テレビで バイデンもトランプも高齢過ぎる、
という当然すぎる話題を取りあげていた。
ネットで調べたところ
ABCなどが行った世論調査では有権者の86%が
バイデン大統領(81歳)は「2期目を務めるには高齢過ぎる」と答えた。
トランプ前大統領については62%が「高齢過ぎる」と回答した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a35bed1e6d3374be52b519c9efe370df0a8d8b3
当然でしょう。やっぱりアメリカ人も心配してたのか。
日本でも総理大臣岸田文雄こそ今年67歳だが、
森喜朗(今年87歳になる)とか
麻生太郎(今年84歳)とか
二階俊博(2月17日で85歳)とか、
言いたい放題・失言キングの老人たちが権力を握っている。
考え方が完全に時代遅れになっているのに気がつかない
という問題と
ひとつには、ちょっと気の利いたことを言ってウケたいが、
何もアイデアが浮かばず
思いつきでショーもないことを言ってしまった
というパターンが多いような気がする。
「ウケる」というのは難しい。
haricot rougeのブログもなかなか「いいね」がつきません。
それはさておき、
横文字より漢字の方が好きそうなおじいちゃんたちに
捧げたい詩がある。
不致仕(致仕せず) 「秦中吟」より
白居易
七十にして致仕するは、
礼法に明文有り。
何ぞ乃ち(すなわち)栄を貪る者、
斯の(この)言を聞かざるが如し」
(七十で定年退官するのは、礼の掟に定めてある。
なぜ栄誉を貪る輩は、この言葉に知らんぷりを決め込むのか)
(赤井益久「NHKカルチャーラジオ 漢詩を読む 人生をたたえる詩 白居易の生き方」161頁より)
赤井先生の解説によれば、
定年になっても地位にしがみつき職を辞することができない官僚に白居易は批判的だった。
白居易自身は71歳で刑部尚書を退職した。
日米とも自らの引き際が分からない権力亡者がはびこりすぎだ。
政治の世界にも定年制を取り入れた方が良さそうだ。
1961年、ジョン・F・ケネディが大統領に就任したときは43歳だった。若い!