毎年木枯らしが吹き始めると、春一番が吹くまで沖縄に移住したい、
とちょっと考えてみる。
考えてみるだけである。そんなことはできるわけがない。
沖縄には
びわ湖ホールも、京都コンサートホールも、兵庫県立芸術文化センターもないからだ。
アップリンクや出町座のようなミニシアターはあるのだろうか?
ともかくあれやこれや買ってしまったチケットを無駄にはできない。
チケットに縛られている。
それで、炬燵を出すことにした。
といっても出てはいる。
たんなるテーブルとしてだが。
上に乗っている、本、映画のチラシ、雑誌等を片付けて部屋の隅に炬燵を立て、
断熱シートとホットカーペットを敷いてから
炬燵に布団を掛け、天板をのせるという作業をしなければならない。
暑くなってフトン等を片付けるときとあわせて年二度の面倒くさい作業だ。
これで春一番はおろか八十八夜すぎまで、
いざとなれば炬燵に潜り込めば壺中天ならぬ炬燵天だ。
さらに極寒の時期は炬燵とホットカーペットのサンドイッチ暖房もありだ。
電気代が気にはなるが。
この時期に是非聞いておきたい昭和の名曲は紙風船の『冬が来る前に』だ。
作曲は1976年、好評でシングルとして発売されたのが翌年だそうだ。
ウィキペディアによると、音楽の教科書に載って、合唱曲の定番なのだとか。
いもんも聞けよ、とか言わなくてよかった。