読者の皆様へ。夜と朝のあいだに、そして昼と夜のあいまに…。 | PARISから遠く離れていても…/サント・ボームの洞窟より

PARISから遠く離れていても…/サント・ボームの洞窟より

わが心の故郷であるパリを廻って触発される数々の思い。
文学、美術、映画などの芸術、最近は哲学についてのエッセイも。
たまにタイル絵付けの様子についても記していきます。

 本当なら、パサージュの記事の続きを書く予定だったけれど…。

なにしろ時間が足りない。じっくりと取り組むためにはそれ相応の準備も必要であるし、趣味とはいえども私にとっての大事な表現の場であるのだから、徒疎かにすることなどできはしない。

ということで、それは次回にまわすとして、今日は最近の裏事情を少し語ろう。

たとえばある休日。初めに断っておくと、これは土日祝祭日の意味でなくただ単に私が外へ出かけなくてもよい日、すなわちアルバイトのない日のことを言う。

はっと朝目覚めて枕元のスマホを確認すれば、あらら!もう10時過ぎじゃないの。アラームを確か8時にセットしておいたはずなのに…おぼろげな記憶の糸を手繰り寄せれば、確かにコケコッコー鶏の鳴き声は聞いたような気がしてくる。でも反射的にスマホに手を伸ばしアラームのスイッチをoffにしていた。

 ところで今日は何日だっけ?何曜日だろう

今日が休日だということだけは知っていた。自由なんだ。何をしてもいいんだ。そう思うと喜びが身体中を血液のように駆け巡り、一人この小さな幸福を噛み締める。だがこの少し優雅な気分も束の間に、ポットのお湯を沸かそうとキッチンに立って目にした三角コーナーの存在により、今日が<生ゴミの日>=木曜日だと気が付いた。慌ててパジャマ姿のまま一階のゴミ捨て場へと走ったものの時すでに遅し、ゴミ収集車は行った後だった。

生ゴミの袋と共にすごすごと部屋へユーターン。

なんとも情けない話ではあるが、こうして私の遅い朝は始まりを告げる。

 

 限りなく昼に近い朝食を済ませた後で、洗濯、掃除、買い物などの日常の雑事を終え自由を手にしたのは午後2時過ぎ頃。さて何から始めようかとまずはスマホで自分のブログをチェックしているうちに睡魔に襲われいつしかシエスタの夢の世界に逆戻り…。

 シエスタが終わるともう4時近い。まだ何もしていないのに。ここでやっと後悔と共に焦りだす。

 午後の明るい時間は私のもう一つのお仕事、本職の時間だ。私は自宅で小さなタイル絵付けの工房を開いている。といっても部屋の一室を仕事場にしているという程度なのだが。

 月に何度か生徒さんが訪れる以外は、時間があるときに最近は主に委託作品の制作に取り掛かっている。小さな作品ばかりだが買ってくれる人も時々はいるので、それが励みになってもいる。

ここで改めて御紹介を。私のブログの読者の方ならご存知の方も多いかもしれないが、実は他のハンドルネームでもって私はタイル絵付けの別ブログもやっている。この9月でまる4年と歴史は長い。だが、最近はこちらの更新もなかなか思うようにままならないのが現状だ。

皆様のブログを拝見していると、お仕事や趣味ブログをメインに後は日々の出来事などを採り混ぜて一つのブログとしている方々が圧倒的に多いと感じる。

それならいっそのこと私も両者を一つにしてしまったらいいではないか、そうすれば楽だし更新ももっと頻繁に読者の幅も増えるに違いないと考えた、当然のごとく。

だが結果として2つのブログの統合は諦めざるを得なかった。タイルのブログサービスとアメーバブログではお引越しが難しかったという理由が大きいが、今ではかえってそれでよかったと思っている。

私はやはり、お仕事ブログと趣味ブログを別にしたかったのだ。簡単に言うなら仕事とプライベートを分けたかったのだと思う。

私は普段、タイルの部屋には仕事以外では入らないし、タイルの仕事に関するもの以外は置かないようにしている。(おかげで日常の生活空間は狭い。もう一つ部屋がほしいなどとは身の程知らずの贅沢というものだ)

一線を引いておきたいのだ。それは2つのブログの関係と似ている。

 

絵付けの仕事が一段落した後で、当然のごとく遅めの夕食となる。

だいたい9時前後、絵付けの合間にお米を研いだりおかずの下拵えもしたりしながら、そうして夕食後の時間が、いよいよ私の待ちに待った真の自由時間となる。

今やamazonなどで手に入れるしかない好きな作家の昔の本(今のうちに絶版にならない前に少しでも安く手に入れておいたもの)や、新聞の読書欄などで興味を持ち購入した本などのページを、そのときの気分や必要性などに応じてめくる。フランス映画のDVDの返却期限の迫っているものがあればそれを優先するときもある。

こちらのブログを立ち上げてからは、でもそれらの時間は正直減った。

そうしてこの記事を書いている。これは私のライフワークなのだ。

パソコンを開いて真っ先にやることは、まずマイページのチェックから。自分の読者の人たちの更新情報をチェック。

記事を読んでいいね!をしたり、コメントを返したり、伝えたい思いがあればコメントを書いたりもする。他の方はどうかわからないが、わりとよくコメントをする方なのではないかと思う。どちらかというと自分は無駄話というのは好まない性質だが、美しいと思うもの、興味を持ったものに対して黙っていることができないのかもしれない。読者の方々と私は対話をしたいと望んでいるのだ。

人へのコメントを書いている時間をもっと記事を書く時間に充てれば、更新も増えるのかもしれないと思ったりもするのだが…。そこは趣味ブログの良いところ。順位などに拘る必要もなく、もっと自由気ままであってよいのだと最近改めて自分に言い聞かせている。(ただ真の読者の数は増えてくれればやはり嬉しい)

そんなわけで、更新記事に取り掛かるのは、大抵午前0時をまわってからになる。そして…気が付けば窓辺のカーテンを通して空が白みはじめている。

昔懐かしいヒット曲の歌詞をふと思い出した。

 

  ♪夜と朝の間に ひとりの私

  天使の歌をきいている



このフレーズを聞いてメロディーがすぐ思い浮かぶ

方とは相性がよさそうかもしれませんね。 

 

 

 

 

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   (読者の皆様へ。三足の草鞋?を履いています)

 

 

 

 

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