パサージュ巡り④パサージュ・ジュフロワその2<前編・ミュゼ・グレヴァン> | PARISから遠く離れていても…

PARISから遠く離れていても…

わが心の故郷であるパリを廻って触発される数々の思い。
文学、美術、映画などの芸術や、最近では哲学についてのエッセイなども。
時々はタイル絵付けの仕事の様子についても記していきます。

まず皆さんに尋ねてみたい! 

 

あなたは蝋人形と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか?

 

私は実は…そのう、あまり得意なほうではない。普通の人形は好きだけど蝋人形だけはちょっと…とずっと思ってきたのだった・

その理由は幼児体験的なものに近く、子供の頃に母親から「肉の蝋人形という怖い映画があると聞かされ、人一倍怖がりだった私は勝手に想像を膨らませ密かに震え上がっていた。(1953年。チャールズ・ベルデンの戯曲を原作としたいわゆるミステリーホラー。1933「カサブランカ」を撮ったマイケル・カーティス監督作品に続く2度目の映画化。 偏光フィルターのメガネをかけて見る3D(立体)作品 興味のある方はコチラをクリック)

 

日本でもわりと最近2013年の9月に残念ながら幕を下ろすこととなってしまったが、東京タワーにも蝋人形館があった。その歴史は43年と意外と古い。

私は母親の実家が東京タワーと目と鼻の先にあって、高校の始めぐらいまではよく遊びに行く機会もあり東京タワーも何度も訪れてはいたが、蝋人形館にはとうとう行かずじまいになってしまった。

 

さて、今回の見所の御紹介は、ミュゼ・グレヴァン(グレヴァン蝋人形館)である。

ジュフロワの名物としてその名を知らしめているものの、まず筆頭に挙げられる存在だろう。

この人形館ができた背景としてはまだ写真のなかった時代に、ゴロワ新聞社という所の社長のアイデアによって誕生したと言われている。三次元の人物として描かれた有名人の蝋人形を作って新聞のトップページで紹介しようとしたのだ。グレヴァンとはこの絵を描いた人物であり、蝋人形を製作した人物である。

1882年にパリで開催された世界大博覧会ではこれが大変な人気を博したー。

 

このパサージュを紹介するとなれば、ここを訪れないわけにはいかないし、勇気を出して入ってみることにした。もういい大人なのだし。

さてまずは蝋人形たちの写真を無邪気に楽しんでほしい。

 

ジャッキー・チェン

 

マイケル・ジャクソン

 

モニカ・ヴィッテイ

 

??

 

各国首脳の方々

 

ジャン=ポール・サルトル

 

ジャン・レノ

 

ピカソ

 

ナポレオン一世

 

ブリジット・バルドー

 

ルイ王朝の方々

 

マリー・アントワネット

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

ジャンヌダルク

 

 

いかがだっただろうか!!

ミュゼ・グレヴァンでは現在毎年、時の人などの有名人の新作5体ほどが次々と作られているようだが、実は蝋人形の歴史はロンドンのほうが古い。

1835年には蝋人形彫刻家のマリー・タッソーがマダムタッソー蝋人形館を創立している。

現在においてもこの2つの蝋人形館は世界各地に分館があり、肩を並べるライバルとなっているようだ。グレヴァンは韓国ソウルで2015年7月にアジア最大ともいえる規模のものが設立されたし、時代の流れといえば仕方がないものの閉店した東京タワー蝋人形館の代わり?と言えなくもないマダム・タッソー東京ーお台場が同年の2013年3月に設立されたりしている。

こういう状況から見るに、蝋人形は結構な人気ものではないか?!

 

 

パーまだまだこの記事は続きます!!

次回は、蝋人形とは何かについて、私達が蝋人形に惹かれる理由について考えて見たいと思いますので、この記事を読まれた方はぜひお見逃しなく!!

 

 下矢印

続きはこちらからタイムスリップ

時計 時計 時計

パサージュ巡り④パサージュ・ジュフロワその2

<後編・人はなぜ蝋人形に惹かれるのか>

 

 

よろしくお願いします

下矢印

   

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村