フランス、アルザス ワイナリー巡り。
今回はマンガ『神の雫 マリアージュ』に登場したワイン Gyotakuの生産者 Mitternacht さんの所へ。 ビオ、ビオデイナミのワイナリー。
実はこちらのワイナリー、NHKの番組にも登場。
と思っていたら、実は昨年2019年に分かれて、以前から生産されていたGYOTAKUは、元々そのワインを生産していたChristopheさん、と日本人の奥様の方が受継ぎ、日本への販売もそちらのワイナリーの方だけが継続することに。
GYOTAKUと一緒に村内の別の場所にお引越しされたそうだ。
畑などは半分に…
と言う事は、実はこちらのGYOTAKUなどのワインは今まで日本に入っていたのだが、別の名前のワイナリーで今後販売されることになるようだ。
畑を半分に分割して、同じ家族でもいとこ同士だったご家庭が分かれたと言う事だった。
詳しいことは聞けなかったが、こういうこともある。
インポーターさんの記事の抜粋によると
【コルマールより北に10km、ユナウィール村に1930年頃創業したドメーヌで、1995年に3代目となるマルクとクリストフの従兄弟コンビが継承しました。
早1998年にはビオロジック栽培を開始し、翌1999年よりビオディナミに転換、2013年に「demeter」の認証を取得しています。(中略) 2019年8月、従兄弟は別々の道を歩むことになり、クリストフと由佳さん夫妻によって、新ドメーヌ「テール・デトワール(「星々きらめく土地」)が設立されました。仲良く半分ずつに分けられた畑より、惑星をイメージした新ラベルにて、新生ミットナットが始動します。(尚「キュヴェ・ギョタク」のラベルデザイン及び生産・販売権は、「テール・デトワール」のみに承継されております)。】
とのこと。
今回私は知らずにこの以前の、現在は従兄弟さんのワイナリーを訪問。
とは言え、同じ畑で、元々のワイナリーだった場所でこうしてワイン生産をしている。美味しいワインが揃っていたし、テレビでも放送されていたほどなので、ぜひこの先。こちらのワインも日本に輸出されれれば良いなと思う。
GYOTAKUは寿司に合うアッサンブラージュとして有名だったのだが、今度はこちらで別のアッサンブラージュを見つけた。
こちら
同じワインで2種のボトル
海外用とフランス用で、2種のボトルを生産しているそうだ。これがかなり美味しい高級ワインに仕上がっていた。
50%はアルザス高級品種で作られているので、アッサンブラージュでもこれはGentilと言うけど
アルザスは2種のアッサンブラージュが存在するが
Edelzwicker
Gentil
Gentilは50%はアルザス高級品種で生産するため、ある意味高級品種のアッサンブラージュ。
香もよく,味わいはリースリングの酸味を感じ、けれども後味にゲヴェルツトラミネールやピノグリの複雑さと甘さが残る。
そしておススメされたミュスカ。
まるでぶどうをかじっているような香が特徴。けれど辛口仕上げなのがアルザスのミュスカの特徴。
そしてGuranCru Rosacker
余談だが…
こちらのアッサンブラージュのワイン… UMAMIという生なのだが、このNHKのコーデイネーターさんが
『その名前は良くない』と指摘…。されたそうで、他の名前案を提案されたそう。
そのメールもワイナリーさんから見せてもらったのだが・・・日本人だから、日本語を知っていると言う事なのは分かるのだが、だからと言って・・・・私個人の意見でで本当に申し訳ないが、それはちょっと余計なお世話・・・ではないだろうかと思ったのだ。
というのは、UMAMIと言う単語は既にワイナリーの間では認知されている、ワインの中にも含まれる大事な味覚の一つで、UMAMIという単語を知っているフランス人、特にワインに精通している人は多い。
逆に、日本人のコーデイネーターさんが他の名前を提案されていた。
NAGOMI 和
ENISHI 縁
言いたいことはすごくよく分かるが、もしもフランスで販売するなら、フランス人が知っている日本語の方が良いのではないだろうか。
和も縁も、確かに、フランス語で付けられたもう一つのワインの名前、COPAINS -COPINES (友達同士)みたいな名称に似ているかもしれない。
けれど、フランス人にとって知らない単語であれば、どうなんだろうと思うのだ。
このコーデイネーターさんはパリの方だそうだが、
●フランスのコーデイネーターさんがアルザスに精通しているか、
●ワインに精通しているか
というのは又別の話ではないだろうか。
コーデイネーターさんは専門はコーデイネーターさんであって、撮影隊の要望を聞き、それに合う撮影スポットを抑え、撮りたい画を取る為に動く。これは撮れる画ではなくて、既に撮りたい画があって、それに合わせて撮影は勧められる。
私はUMAMIで問題ないと思った。
それは日本用にしたとしても、UMAMIという言葉がフランスでも浸透しているということは大事なことだからだ。
日本人にとっては、綺麗な言葉でなないかもしれない。
けれど大事なことはその名称が既に浸透しているかどうか、ではないだろうか。
和み も縁も日本語としては綺麗からもしれないが、その意味までも説明しなければいけない。
そして、このUMAMIは COPAINS COPINESというもう一つの名称のボトルがある。
コーデイネーターさんは
『そっちの方が、日本には良いと思う。』と提案していた。
それならそれでも良いと思うし、そこは彼女の仕事ではなく、ここのワインを買いたいと思ったインポーターさんの仕事だ。安易に彼らに名称変更まで提案するのはどうかと思ってしまったのだ。
それぞれに専門分野があり、恐らくインポーターさんが付けばインポーターさんが色々注文するかもしれない。
現に、アルザスでは日本のインポーターさんが特別キュベをお願いしたり、日本用のラベルを注文するというケースも多い。
特に、マンガ『神の雫』に登場したワインたちは、既にワイナリーではラベルを変えていることが多いのに、日本用は『神の雫』に登場したもののままでという注文が来て、それを維持しているワイナリーも多い。
実際のところ
このワインのラベルもアルザスでは異なっているし
自然派ワインは既に自然派ワイン用のラベルになっているので、全く異なるラベルだ
また、こちらのワインのラベルも日本用にそのままだが、既に変わっている。
ダイスさんは変わっていないかもしれない・・・
さらに、『神の雫』に登場したけれど、ワイン生産を終了してしまったワイナリーも存在するのだ。
・・・話がそれた。
そして、このワイナリーは、『神の雫 マリアージュ』に登場したGYOTAKUという寿司に合うと言われたアッサンブラージュで人気のワイナリーだった。
GYOTAKUなんて、綺麗か綺麗じゃないかで言ったら綺麗じゃない言葉なんじゃないかと思う。
けれど、寿司に合うワイン、ラベルにも魚が描かれており、GYOTAKUという名前でも日本で有名になっている。
UMAMIなんて、日本食に合うワインという印象があるし、今までGYOTAKUを生産していたワイナリーさんの分別したワイナリーなら、畑も一緒、生産もある程度一緒(ワイナリーの名前も場所も引き継いだのはこちらのワイナリーさんだ。) なのだから、GYOYTAKU=日本食、寿司に合うワイン という印象からあまり遠ざからない方が良いのではないかと思ったりもした。
決してコーデイネーターさんの批判をしたいと言うわけではないが、わざわざ『日本人』として、
「この名前は良くない」 と言って、
「他の名前を提案します。」なんて、そんな販売の責任も何も持たないのに、軽はずみに提案して良いのだろうか、と思うのだ。
「フランスの、パリに住む友人とUMAMIを飲んで、美味しかった。けれどネーミングがね。」
という話になった、という風にメールに書かれていた。
まず、パリに住む日本人という一つのカテゴリーがあり、それは日本在住日本人の方とは異なることもある。
日本のワイン事情にも精通していないといけないだろうし、アルザスワイン事情も多少知っていて、そして「友達同士の会話」で彼らのマーケテイングや販売に影響するかもしれない事を気軽に提案して良いのだろうか・・・。
実はアルザスには既に
MARU という寿司に合うワインとして販売している他のワイナリーや
HONO ほのおというワインを生産しているワイナリーもある。
RもHもフランスでは発音しない音だ。そういう意味では、良い単語ではないかもしれない。
それぞれに意味が籠っており、それぞれが付けた名前だろう。
以前ワインの味覚と脳に関するセミナーに参加した時にも、UMAMIの話が多く出てきた。
それくらい、今は味覚の一部として、大切なのだ。
確かに、ここのUMAMIはうま味、塩気、アミノ酸を感じるワインではないので、そこはちょっと誤解が生じる可能性があるのかもしれないが、それでも、番組のコーデイネーターさんが日本人だから・・・というだけで、
「この名前はどうかな?」
っとパリの友達と話をして、他の名前を提案するというのはちょっと安易ではないかと思ってしまった。
ここのアッサンブラージュ、UMAMIもかなり美味しいアッサンブラージュだった。
これも日本に入ったら良いなと思う。
仲良別れたワイナリーだが、畑は一緒だし、こちらのワインもとても美味しいワインだった。














