外出自粛中テレワーク向き不向き | フランス, アルザスワイン365日記

フランス, アルザスワイン365日記

フランス、アルザス在住言語学博士
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フランスアルザスより

午後6時以降の外出禁止の中、日本も緊急事態宣言が出されて、新たに深刻な状況だ。

テレワークの人もオンライン授業を受ける学生も多いだろう。

そんな中で読んだ記事

テレワークにも向き不向きがあるだろう。

1人暮らしが辛い事もあるだろう。幸い私は家に同居人がいるので1人じゃない。

元々インドア派なので、今の状況もそこまであまり辛くない方だ。




ウチにはテレワーク中の同居人がいるが、全くストレスを感じていない様子だ。


テレワークにもよると思うが、このテレワークは便利そうと言うか、1人作業とは異なるので、紹介したい。

職業はプログラマー。元々pc作業ばかりがメインで、偶に会議がある。

家はワンルームでは無いが、大きくはない。有難い事に最上階の屋根の部分なので日差しはよく入る、明るい部屋だ。

部屋そのものはワンルームに近く、大きさは15平米ほど…屋根の部分があるので大きく見えるが、同居人が立てる場所はその半分ほど。

立てない場所にはベッド(屋根の部分が低いので布団ベッド、簀に布団が敷かれている)がある。横にダイニングキッチンがある。

2週間に一回だけ、密を避けたローテーションで会社に行く。

まず、テレワークはしっかり会社の人事に管理されており、就業開始時間、休憩時間などもちゃんとオンライン上で管理されている。


仕事が始まると、オンラインになり、同じ部署の人たちとずっと音声で繋がっている。動画ではなく、通話のみ。
ずっとヘッドホンを付けて話しながら作業をしている。

ある意味ずっと話しているので、逆にコミュニケーションが多いと言うイメージだ。

ずっと話している…。
話しながら作業を続けている。

話をしていなくても、ヘッドホンは付けており、話しをしていない時はマイクをオフにしている。

自分が話しをしていなくても、他の同僚が話をしている時もある。

ずっと人の話し声がするので、気がちると言う人もいるかもしれないが、1人を感じることは全くない。

同僚にもよるが、偶に後ろからお子さんの騒ぐ声も聞こえて微笑ましい。

プログラマーで、元々インドア派の同居人は、全く辛い素振りは見せていないし、ストレスも感じていない。

ランチ休憩に家で食事をするか、逆にこの時間にスーパーへ買い物などにも出掛けられる。

元々夜に出歩く事も少ないタイプだったので、夜は夜でやっぱりpcに向かってYouTubeを観たり、ゲームをしたりしている。

仕事に関しては
「pcの前にいられてお金が貰えるなんて」

と言っているので、かなり幸せ者だと思う。




もちろん世の中こう言う人ばかりではない。
でも職種にもよるが、こうしてずっと人と繋がりながらできるテレワークもある。

もちろん会議などもテレワークでしている例は多く観られると思うが、自分の画面を見ながら作業を続けながらのオンラインミーテイングは音声のみで、仕事も継続できる。

テレワークには画面が二つあるとかなり便利だ。




さて私はと言うと

その横で私は最初の外出禁止の頃は、新型コロナウイルスに感染して、2週間は寝たり起きたりしていた。

その間寝ながら多少テレワークをこなしていた。


その後はオンライン授業があったりしていたが、オンライン授業の準備なども結果時間がかかるし、オンライン授業そのものも、授業中かなり集中力が必要で、通常授業よりも疲れる。

けれどそれだけ集中できるので、それだけしっかり仕事ができている気もする。

よく見かけるオンライン会議やオンライン授業と少し違うと感じることは、話さない学生は画面をオフにしてしまう事があることだ。

これだと結構簡単にサボれてしまう。

また、参加人数にもよると思う。多すぎると全員画面上でいっぺんに見られない。


オンライン授業やオンライン会議だは画面が2つ必要だ。と言うか画面が2つあるとかなり便利だ。

オンライン会議用に一つ、pcの画面共有用に一つあるとかなり便利だ。

オンラインだと、ホワイトボードなどよりも、パワーポイントなどの画面で事前に用意したものだけではなく、その場で書いて行くこともできる分便利だ。

また環境だが、オンラインで誰かと繋がっていないなら、私は元々音がないと作業ができない人なので、1人で家で作業できる場合にいつもラジオや音楽、YouTubeなどを付けている。

YouTubeは作業の邪魔になる事が多いので、音楽やラジオ系、音声のみで楽しめるものをお勧めする。

特に聞き流しできるならこの機会に語学学習なんかもお勧めだ。



通常はイベントなどの仕事をしていたので、2020年は1月以降全キャンセル。そう言う意味では仕事が無くなったとも言えるが、その横で他のオンラインでできる仕事がいくつかあったので、それをこなしていた。


本来ならカフェに行ったりしてノマド的な作業も好きだが、今は家でカフェを入れて、リラックスできる環境作りをしている。





こんなご時世で人と話さないので始めたことが、インスタライブだった。

少ないながらも誰かと繋がっている時間ができるし、自分だけで話す事ができるし、参加者と話す事もできる。

1番良いのは

●定期的に
●同じ時間にする

と言う事だ。

これだと繋がる人も増える。



中にはインスタをオープンにしているなら、知らない人もインスタライブに参加する事にあるし、知らない人と話す事に抵抗が無ければ、参加している人と話す事もできる。

また、有名人のインスタライブも多く開催されているが、それを観ているだけでも、1人じゃないって感じられる時間になる。

恐らくこれがライブ配信が流行る要素なんだと思う。誰かと繋がっていると言う気持ちになる。


インスタでは最近ではグループチャットも可能になったらしい。これはまさにzoomなどと同じだ。



zoom飲み会とかでも、人と繋がっているので、少し安心すると思う。近くの友達ではなく、逆にこう言うご時世なので、遠くのいつでも会えない友達に繋がってみるのも良いだろう。

私はインスタでは日本の方や他地方の方、時には別の国の方とも繋がっている。すごい事だと思う。

オンラインだからこそ繋がる出会いもある。

こんな時期だからこそもっと家族に連絡するのも良いと思う。私はフランス生活が長いが、少なくとも週に1回実家に電話している。多いと週に2回ほどだ。

そんな母親はこんなご時世昔の同級生で、やっぱり現在1人身の男性と会っていないのに毎日電話で話をして、「お付き合い」が始まったらしい。


会えていないけど、毎日何時間も電話で会話をしているので、1人だけど話し相手がいるのでかなり安心だ。


こんなご時世、ずっと日本人の彼女が欲しいと言っていたフランス人の友人も、出会い系アプリで日本に住む日本人女性とお付き合いを始めた。

一回も会っていないが、毎日オンライン動画チャットをしているそうだ。そう言う意味では家の籠る事が増えた彼は今はとても幸せそうだ。


このご時世だからこその出会いもある。

ドラマでもリモラブってあったけれど、チャットの方がお喋りで色んなこと話せる人もいる。


私もインスタで、アルザス紹介をしているので、色んな知らない方とも繋がって、アルザスのワインの話なんかもしている。チャットが多いが、そう言う時代なのかもしれない。


ロマンス詐欺とか、色んな詐欺まがいの事もあるが、良い距離感を保てれば知らない人とも繋がれたりする。


アウトドア派には辛い状況だが、このご時世だからできることやできる繋がりもある。

アウトドア派やパーティー好きならきっと社交的な人だろう。オンラインでの人の繋がりも得意かもしれない。

今までとは違う環境で、大変な事もたくさんあるが、今ここでできること、何か新しい展開も考える必要があるんだと思う。