フランス アルザスワイナリー巡り
今回はTRAENHEIMという村の
Domaine Fischbachさんへ
こちらは1584から続く歴史あるワイナリー・・・だったのだが、一度手を離れ、
現在のJeanさんの代からたった一人で新しく自然派ワイン生産をしている
「歴史ある」「新参者」のワイナリーだ。
先祖代々続くこのワイナリーは、実は一度2012年に生産を辞め、一時は畑も全て人の手に渡っていたのだが
2017年から新たに全て1から始めて、現在のラベルで自然派ワインの生産に移行した、本当に「新しい」ワイナリーでもある。
元々、母方の家族が経営するワイナリーだったのだが、色々諸事情で跡を継がないと決め、
オーストラリアに行っていたのだが、母親が亡くなり、親戚がこのワイナリーを手放すということになり、
改めてその時に自分がいたこの場所が無くなってしまうこと、そして先祖代々受け継いできたワイナリーが無くなるかもしれないという事に心痛め、跡を継ぐことを決め、一から一人で新しいワイン生産を始めたそうだ。
詳しく聞くと、本当に親戚、家族と色々大変だったようで、今は親戚家族と一緒で仕事はしておらず(家族として、親戚としては今は仲良くしているそうだが)
「親戚、家族、とは仕事を一緒にするのは本当に大変だから。」
と今はたった一人で4ヘクタールの畑から15000~18000本のワイン生産をしているそうだ
現在32歳だという彼は(しっかりしているし、もっと上かと思っていたのだが)29歳の時に歴史あるワイナリーを又一から一人で始めたということになるが、想像するだけで大変だっただろうと思う。
以前は一般的な伝統的ワイナリーだったのだが、先ず畑をビオにし、自然派ワイン生産に移行したので、ビオ認定は3年かかるので、2017年からワイン生産が開始されたので、ビオ認定は2020年のヴィンテージからになる。
自然派ワインは、今まで認定がなかったのだが、2020年にこちらの認定もできたそうだ。
(こちらについては又改めて。)
そんな彼のワインは、既に日本に3000本ほど輸入されているという、注目度の高いアルザスの自然派ワイナリーだ。その頑張りやひたむきさ、良いものを作りたいという想いがちゃんとワインに表れている。優しい、素朴な良い意味での所謂自然派ワインの味がする。
TREANHEIMは人口650人ほどの小さな村だ。
ストラスブールから車で25分ほど、もしくはバスで近くの村までは行けるので、そこから徒歩20~30分。
車がなくてもストラスブールから行けなくはない、そんな村だ。
アルザス風のコロンバージュと言われる木組みの可愛い家だ。
自然派ワインと聞くと、ある意味昔のワイン生産を想像される方もいるが、決して木樽というわけでもなく、逆にステンレスという方もいる。Jeanさんが跡を継いだ時は、この場所も汚れていて、最初に仕事は大掃除だったそうだ。
ワインの種類によっては木樽のものもあるので、木樽も置いてあった。
こちらがテイステイングルーム。団体も受け入れ可能な大きさだ。
こちらがJeanさんのワイン。そのワインによって、ラベルも異なり、100%自然派ではないものは白ラベル、
自然派ワインは黒ベースで、ビビットな色のモチーフが書かれている。左手2本はこの村のワイナリーで共同に生産しているTRAENHEIMのワイン。詳しくは後程。
60%シャルドネ、40パーセントオクセロワ。まだ最初の頃の生産だったため、ぶどうは他のオーガニックの畑から買って生産したものだそう。シャルドネの比率が高く、正にアルザスのシャンパン、とも言える味。2022年からはオクセロワ100%になるそうだ。
そして、こちら、アッサンブラージュのアルザス。海外なら絶対売れやすそうな名前だ。
80%シルヴァネール、20%シャスラ。わたしはこのワインが結構好きなのだが、こちらも100%自然派でないこともあり、2017年限定のワインとなってしまう。
そして、こちらがアルザスと同じアッサンブラージュの2018年、自然派ワイン。
2017年に比べると、自然派ワインということもあるからか、こちらの方がレモン系の酸味が強いワインだった。もっと、完熟された、しっかりしたワイン。シルヴァネールは60年以上の畑のものなので、味がしっかりしている。
こちらはオクセロワ。こちらも生産最初の年だったので、完全な自然派ワインではない。
軽めのフルーテイに仕上がっているワイン。
名前のETHNIKはエスニックからきている。実はよく見るとこの黒いラベルにアボリジニーのシンボルが













