主人公の少年モーグリは、勇気があり、知恵を振り絞って、仲間の黒豹、熊と一緒に冷酷残忍な虎と闘って勝利する。
仲間と助け合って猿の軍団と対決し、極悪なトラに対峙する彼らをはらはらドキドキしながら応援し、最後はやったねえとスカッとした気持ちになり、彼らの友情、オオカミとの親子愛にウルっとしながら映画館を出る。
難癖をつける筋合いはないだろうと言われそうだが、やっぱり、ここには戦うアメリカ魂を感じてしまった。身にかかる火の粉は自分で払う。勇気と行動力、頭脳を働かせて、困難な状況を乗切り、、自分の未来は自分で開く。仲間との連帯、友情も味方にし、愛らしいこモーグリ君はアメリカ人が抱く理想の少年の姿なのだ。
いくら非難されようと、家庭に銃をおいて、侵入者を追い払うアメリカ人。外国に軍隊を送り、ならず者国家と決めつけて、攻撃を仕掛けるアメリカという国の体質をこういうファンタジ―にも見つけてしまった。力には力で始末をつけるという姿勢、暴力的解決法が見えてしまって、楽しい冒険映画なのに暗い気持ちになってしまったのは、暴力がはびこるきな臭い時代のせいなのだろう。