市村さんの為にあるような舞台なんだけれど、共演人がまあ、豪華なこと、ホリプロミュージカルスターがいっぱいで、贅沢なこと、この上なしでした。
それぞれに、主演張られる方々ばっかりなんだもの、もったいないなあ、とか、思いつつも、だからこその、充実の舞台で、お子様も観られるようなメルフェンチックな作りなんだけど、素晴らしい作品になっていて、しっかり泣かされ、しっかり笑い、しっかり、胸が熱くなりました。
まずは市村さんの素晴らしさ、可笑しみ、愛嬌、憎めなさ、偏屈スクルージを縦横無尽に料理して、しっかり、観客の心を捕えてしまった。上手い役者はとは、こういう方の事を言うんだと、しみじみ知らされます。同時代に生きていて良かったと思ってしまう役者さんだわ。
香寿たつきさんは、ほんと、、なんでもできてしまう、達人。今回は、女神というか精霊と、貧困家庭の五人の子持ちのお母さん。どちらも、素敵に演じてました。彼女は貴族の夫人から、したたかなビジネス界を生きる経営者とか、下町のお母さん、どれも、立派に演じてしまう。ほんと、宝塚の誇りです。
この作品、内容を細かく言えば、いろいろ、言えるけど、例えば、スクルージがお金持ちではなかったら、どうなるの、とか、大切なのは家族だと押し付けないで欲しいとか,、いい人ばかりで、うまくできすぎてるとかね。
でも、ひとは、何歳になっても、生き直すことができるというメッセージは勇気をもらえるし、世界は善意で、出来ているのではと思わせてしまう。日ごろはひねくれ者の人でも、人生を肯定的にとらえてしまいそうになる。人生の応援歌的な作品で、あっぱれです。。