寝袋生活を始めてから一ヶ月が経とうとしている。
旅はとっくに終わったというのに。
寝袋生活といっても野外で寝泊まりしているわけではなく
お家でキャンプ気分!!とはしゃいでいるわけでもない。
ベッドの上で寝袋に入っておやすみなさーい!!
不思議な光景。
夏の終わりに
25年以上連れ添った羽毛布団を処分した。
25年。四半世紀だ!!
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雨の日も晴れの日も、うれしい時も、悲しい時もいつも寄り添ってくれたあなた。
真冬の深夜、仕事を終え冷え切った私の体を温め続けてくれました。
あなたは軽量、速暖の本当に優れものでした。
毎年秋から春先までは一心同体。運命共同体でしたね。
今 流行りの布団の中綿打ち直し的な事をすればまだ全然使えたのかもしれません。
(羽毛も洗い直してくれるサービスがあるらしい)
不燃物のゴミ出しの日、ゴミステーションに回収車が来るまで
何度も遠くからあなたのことを、そっと確認しました
またいつかどこかで。
さよなら、そして長い間、本当にありがとう。
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まるで恋人との別れ。
いや、もはや恋人以上かもしれない。
でも、私にはわかっていました。羽毛を洗い直すとかの問題ではなく
もう布団自体のエネルギーがなくなってしまった事。
任務完了。御役御免。本当に本当にありがとう。
しかし、我ながら、本当にいい布団に巡り会えたものだ。
まだ、20代の働き始めたばかりの頃、
一生ものよ!とか嫁入り道具に!(嫁にも行ってませんが)って布団の行商のおばちゃんに煽られ、騙されてるんじゃないかと不安になりながらも
ノリと勢いで当時30数万円もする高級羽毛布団セットを購入!!やるね〜私
思えば私の生まれて初めてのローン!
当時の不安になってる私の所へ行って、間違ってないよ!
大丈夫!あんた、なかなかいい買い物したね〜って伝えてあげたい
なので、こんな素晴らしい布団の代わりになるものがそう簡単に見つかるはずもなく、
そして見つける時間もなく、
気がつけば、もう冬は目の前
ただ唯一の救いは今年はどうやら暖冬らしい。ということ。
11月も後半だというのに昼間はまだ20℃を下回る日がない。
寝袋の上に毛布を掛けて、さらに夏布団を掛ける。
出来れば、この状態での孤独死は避けたい
ただ、寝袋は入ってしばらくするとポカポカしすぎて、さすがに暖冬ナイトは ちと暑い、、、。
最初はおとなしくマーメイドさながらすっぽり収まっているが、
(えっ?なんか今、ジュゴンって聞こえたけど?)
いつの間にか、サイドのジッパーの下の方を少し開けて、そこから片足を出して涼み始める。
明け方になると、見事に殻から抜け出し、めでたく脱皮成功!!
おめでとうございま〜す コラっ!
冷たくなってる自分に気づき、慌てて、滑りおちた毛布と夏布団を全身に巻きつけ、
夜明けに気付かなかったことにして再び深海へ、、、。
シベリア気候のザミーの厳しい冬が来る前になんとか見つけなきゃ。
今のところ おかげさまでどうにか持ちこたえている。
暖冬サンキュー!!
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