函館で過ごした翌日は札幌へ出発です。函館から札幌までは300キロ以上あります。さすが北海道・・・普通は300キロも走ったら隣の隣の県に行けます。
 札幌からは両親も合流する予定だったので、途中、千歳空港まで迎えに行きました。両親は北海道は初めてで、すごく寒いだろうな・・・と万全の構えだったのですが当日は快晴で、まあまあ暖かかったです。気温は低かったけど日差しがあったし。


 途中、サッポロビール工場へ見学に行きました。当日は残念ながら、生産をほとんどやってなかったので、見学通路を歩きながら所々のパネルや説明ビデオを見ながらの行程だったのですが、いやあでかい!工場自体がまずでかくてびっくりするのですが敷地が膨大で公園も併設してるとか運動スペースもあるとか、もちろんビールのタンクもばかでかいです。見学のための専用スペースはもちろん説明専門のおねえさんもいて、よほど儲かってるんだなあと思わせます。
 ビール工場では見学の後、無料でビールの試飲もできます。


サッポロビール

左からギネス、黒ラベル、生クラシック。


 さてそれからやっと札幌です。ホテルに到着して少し休憩してから、千歳鶴の酒ミュージアム へ見学しに行きました。昔の資料など、歴史を紹介するものが多くありましたが、一番おもしろかったのが、歴代の総理大臣が千歳鶴に送った色紙です。「国酒」と書き、名前を横に記してあるのですが性格が字に出ている感じでいいですね。一番うまい字だなあと思ったのは宇野宗佑でした。小泉純一郎は良く言えば個性的な、奇妙な字で、安倍晋三は優等生ぽく上手ぶってるけど実際には大したことのない、中身のない字でした(笑


国酒

 夕食は、ホテルでお勧めの店を教えてもらってジンギスカン。場所はすすきのの「だるま」 です。カウンターのみの狭い店内は、早めに行ったのにお客でいっぱい。肉はマトンのようでしたが、クセがなくて美味しかったです。


ジンギスカン

 翌日は雪まつりです。なんか、どこに行っても食べ飲みばっかりだなあ・・・


koume

 いつも読ませていただいている、Yosyan先生の「新小児科医のつぶやき」 からの企画です。


 日本医療そのものに打撃を与えた、福島大野病院事件より2年。
 未だ係争中ですが、無罪を疑ったことはありません。


 歴史の転換点となったとも思える事件を忘れないとともに、産婦人科医師の無罪を信じ、支援します。


koume

 大ミスをしていました。今まで、メタミドホスのADI(一日許容摂取量)を0.04mg/kg/dayと書いていましたが、ひとケタ違いで実際には0.004mg/kg/dayの間違いでした。お詫びして訂正いたします。ちゃんと資料に当たれば正しいことが書いてあるのですが、書き写し間違えたようです。その5で計算した結果はちゃんとあってるのですが。
 それに伴って、その5 とその6 を訂正しました。


koume

kikuhime


黒吟


石川>白山市鶴来>菊姫合資会社

原料米:山田錦(兵庫県吉川産100%)

精米歩合: 40%

アルコール度: 17~18度


 菊姫は天狗舞と並んで石川県を代表する銘酒です。黒吟は、菊姫で2番目に高い銘柄で、県内でも買えるところは限られている逸品です。ちなみに一番高いものは「菊理援(くくりひめ)」といい、1升瓶で5万円です。

 黒吟の特徴は、もともと最高の大吟醸を目指して作られている「吟」の仕込みを、上槽の際に袋を絞ることをせずに自然に流れ落ちる酒のみを集め、それを瓶詰めして瓶のまま3年間熟成させた、というものです。


 思い切って買って、飲みました。石川の酒は端麗辛口が特徴で、すっきりした切れ味を持っていますが、黒吟はその特徴を持ちつつもコクや膨らみに欠けるところが無く、非常に美しい味わいの酒です。他では飲むことの出来ない味ですね。


 菊理援を飲めるのはいつかなあ(^^;


koume

 

 その7 で私はこんなことを書いています。


 ppt(=1兆分の1)の検出限界を誇る機器に山ほどのサンプルがかかれば、いかなる成分でも検出しようと思えば出来るに違いない。きっと、ごく微量な成分が量を無視して『検出された』と言う類の馬鹿なニュースだろう


 これはジクロルボスが新たに検出されたとの報を見ての感想で、この時は予想をはずしましたが、しかしこの予想が正しかったと適用できるニュースも出ています。


店内でジクロルボス含む防虫剤使用 とくしま生協



 徳島県の「とくしま生協」(本部・北島町)が回収した中国・天洋食品製造の冷凍ギョーザの包装袋から、有機リン系農薬成分「ジクロルボス」が検出された問題で、徳島県は11日夜、商品を扱っていた店舗でジクロルボスを含む薬剤を防虫に使用していたことがわかった、と発表した。薬剤が飛散して商品に付着した可能性があるという。その後の調べで、新たに5袋の外側からごく微量のジクロルボスが検出され、検出は計12袋になったが、いずれも同じ店の商品とみられ、県は薬剤付着の経緯などを詳しく調べる。



 ごく微量のジクロルボスが新たに検出された、と言うニュースは他でも出ています。しかし各マスコミは、ごく微量と書いていながら、「ごく微量」が実際にはどれほどに微量なのか想像もしていないのでしょう。
 きっととくしま生協の客にも、一連の騒動を受けて気分が悪くなったと訴えた人もいるかと思いますが、いずれにしてもマスコミには、これは果たして取り上げるべきニュースなのかどうかを判断する能力が欠けているとしか思えないものが多いです。「ごく微量の、健康に影響ないジクロルボスが検出された」ニュースなど報道しなくてもいいではないか。


 ところで、ジクロルボスみたいな危ないものを店内で使っているなんて、とくしま生協はなんと酷い店舗運営をしているんだ・・・と感じた人もいないでもないかと思いますが、実際にはジクロルボスを使った一般用殺虫剤はそれほど珍しいものではありません。こちらのページの下の方をご覧ください。
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1102-6.html

 まあギョーザの外袋から見つかったジクロルボスが、本当に店内で使った一般用殺虫剤を起源とするものかどうかも確定ではありませんが、「その疑いがある」と言う記事なのに、それでもジクロルボスを「有機リン系農薬成分」と表現して疑問を抱かない新聞記者というのは何なんでしょうかね。アホとしか言いようが無い。


 そんなアホ記者よりも専門家が書くものの方が興味深く面白いわけで、ここで紹介するのはやっぱりいつものごとくFoodScienceのコラム です。有料(一ヶ月500円)ですが面白いものがいくつもあるので是非お勧めです。今回のギョーザ事件に関しては、齋藤訓之さんの「食の損得感情●ギョーザの内食化が進むのは外食の黄色信号」 も良かったのですが、食品安全情報blog をやっておられる畝山智香子さんの「うねやま研究室●中国ギョーザ事件報道を巡る科学的な不正確」 が特にお勧めです。
 マスコミからは絶対出てこないであろう、メタミドホスやジクロルボスの作用機所や毒性について紹介したコラムです。これらを「サリンと同じ有機リン系」と表現することの愚かしさについても書かれています。内容は専門的で難しいんですけどね。


 最近のこの問題をマスコミが扱う際、テロがどうとかとのセンセーショナルな見出しが目立ちます。が、そんな言葉を扱うのは本当はものすごく危険なのではないか、そんなことを書いてもいいのか、どういう結果を予想して煽っているのか、マスコミにはこれらの視点が決定的に欠けている感じです。これは本来はもっと慎重であるべきニュースです。

 食品衛生の専門家が書く食品衛生の話は面白いのですが、報道の専門家であるはずのマスコミが書くものはどうしてこれほどまでに不正確で、品性下劣なのでしょうか?


koume