今クールも半ばにさしかかり、7月スタートの作品は選別を終了
今回も、数回観てから切った作品が2、3あって、完全な新作はさほど残らなかった。
前のクールのように、(あくまでわたしの好みという意味で)突出した作品はないのだけど、毎回楽しみにしているものは結構ある。
その中から少しご紹介するけど、今回はなぜか「あ」行の作品が多い……
『アンデッドガール・マーダーファルス』
ハッキリ言って、基本的にあまり好みのジャンルではないけれど、すごく印象に残る作品。
不老不死の美少女、だけど首だけ
アンデッドなので、首だけになっても生きてて、探偵として活躍するとか、発想がすごいなぁ……好みじゃなくても惹かれ
るのはこういうところかも
さらに、絵が美しいのと、演出もいいんだと思う。
版権の切れた他者の作品のキャラクターが出てくるのは、最近ちらちら見かけるけれど、ホームズだのルパンだの、すでに歴史上の人物みたいな錯覚さえするキャラたちなので、出てきてもまったく違和感はないし
原作は小説とのことで、読んでいないけれど、きっと先が気になって止まらない、みたいな勢いで読み進められる作品なんだろうなと想像する。
『ウルトラマンブレーザー』
アニメじゃない、っていう突っ込みは置いといて()、わたしがウルトラマンを気に入るとは、我ながら珍しい
これまで、アニメも含めてかなりの本数作られてきたけど、あんまり気になった作品はなかったのに。
それが、今回の作品は、ちょっといろいろ目新しくて。
とても今風っていうか、怪獣と戦うという非日常的な業務ながら、防衛隊『SKaRD』は普通……のブラック(ギリギリ、グレーか)企業という感じ。
このネーミングがまた今っぽくていいわぁ、でも、子どもに受け入れられるのかな……いやいや、最近のお子さんは、こ
んなの楽勝なのよね、きっと
施設や設備、制服まで、かなり地味だし~、隊員自身の「低予算感満載」というセリフは笑った
隊員たちのキャラクターが個性的で面白い、また、女性が主に前線に出るポジションで、男性がバックアップ側なのも最近の流行りかな。
何より隊長がウルトラマンというのがかなり新しい。
今時の位置情報 というか追尾システム的なもので、あっという間にバレると思うなぁ……などと、余計なことを考えながらも、結構楽しく観てるわたしはかなりひねくれてるか
『おかしな転生』
最近は必ず毎回何作品か出てくる「異世界」もので、今回は志半ばで命を落としたパティシエが、転生した剣と魔法の異世界で、お菓子の国を作ることを目的にけなげに生きるお話
と聞くと、割とふんわり柔らかなイメージを抱きがちだが~、実際のところは、領地に襲いかかるさまざまなトラブルを解決していくのがメインのストーリーになってる。
本人はまだ子どもで、とにかくお菓子を作りたくて仕方がないのに、貧乏領主の息子という立場上そうも言っていられず、備えている魔法をフル稼働して頑張るしかない、というなかなかかわいそうな展開
痛快、爽快感があって観ていて楽しいんだけど、本来の道筋にどうしても行き着けない主人公が気の毒で~
ってことで、お菓子作りとハードな戦いという、ふたつのテーマのギャップの大きさがなかなか良い味を出してる作品だと思う
『わたしの幸せな結婚』
多分、わたしと同じ思いをした方は大勢いるはず
というのも昨年かな、この作品の原作コミックが、アメーバ上でやたら紹介されていて、中途半端にストーリーを読んだものだから、続きが気になって気になって仕方なかった
アニメ化は渡りに船~だったわけ
それに、観てみたら、作画がとても良くて画面が美しい、これはアニメには大変重要な要素なので、ソッコー及第点が出た
継母や異母妹などの昭和テイストないじわるキャラと、味方キャラのギャップがありすぎるのは少々わざとらしいかなぁとは思う。
それと、作品の内容とタイトルがイマイチ合っていない気もするけど。
まだキャラクターも出そろってないようだし、今後の展開を楽しみにしよう