この星の人々は夜明けを待つことを希望と呼ぶ
この星の人々は種を蒔き、実るまで待つことができる
この星の人々は名前を呼び合って、互いを確かめる
この星の人々は老いた者の手を取り、幼い者を抱き上げる
この星の人々は失ったものの数だけ優しくなる
この星の人々は誰も見ていないところで正しくあろうとする
この星の人々は食卓を囲んで、一日を許し合う
この星の人々は手紙を書き、届くかわからない想いを託す
この星の人々は空の向こうに私たちがいると信じている
この星の人々は答えのない問いを、何千年も抱え続けている
この星の人々は弱さを打ち明けた時、いちばん強くなる
この星の人々は自分のためには泣かず、誰かのために泣く
この星の人々は壊れたものを直し、直らないものを大切にする
この星の人々は一輪の花に、言葉より多くを託す
この星の人々は過ちを繰り返し、それでも明日を信じる
この星の人々は「ありがとう」の一言で、凍った心を溶かす
この星の人々は、まだ自分たちがどれほど美しいかを知らない




この星の人々は泣きながら笑う
この星の人々は空を見上げて誰かを想う
この星の人々は別れを知っていて、それでも愛する
この星の人々は小さな手で大きな夢を抱く
この星の人々は争うほどに平和を求めている
この星の人々は終わりを知りながら花を植える
この星の人々は言葉にできない想いを歌にする
この星の人々は傷つけ合い、そして許し合う
この星の人々は暗闇の中で灯りをともす
この星の人々は死者に話しかけ、生者に黙り込む
この星の人々は見知らぬ誰かのために涙を流す
この星の人々は孤独を恐れ、孤独に生まれ、孤独に寄り添う
この星の人々は奪い合うのに、分け合うことも知っている
この星の人々は短い命で、永遠を信じている
この星の人々は空に向かって祈り、隣の人に手を差し伸べる
この星の人々は不完全で、だからこそ美しい
この星の人々は、私たちが忘れてしまったものをまだ持っている