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ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

新年早々バタバタと忙しく過ごしておりますワタクシです。

クリスマス明けから5日ほど犬を連れてパリで過ごし、

日帰りでモンサンミッシェルにも行けて、ステキな休暇を

頂きました。 Kさん、ありがとう。

そんなパリの小話もそのうち更新したいと思っているのですが、

書きたいことが山積みで、どうなることやら。


さて。 そんな多忙な日々を送る私ですが、本日は初めて歯医者に行ってきました。

日本では、「長年医者にかかっていない」というのは、健康の証、

自慢できることという感覚もあると思います。

しかし、ドイツではそれは逆で、「医者に行かない」=自己管理、ケアの出来ない

だらしのない人、という感覚だそうです。

どこか悪くなる前に、痛くなる前に、定期的に検診、ケアをするという人が

多いそうです。

ドイツの保険や医療費の仕組みをまだイマイチ理解していないのですが、

私は現在Kさんの会社で加入しているプライベート保険に入っていて、

それで医者の治療費・処方箋などはすべてまかなわれます。

自己負担はゼロです。

後日保険に請求が行くため、お医者さんで毎回お会計をするわけではありません。

日本のようにお会計待ちで何10分も待たされるようなわずらわしさもないわけです。


歯医者さんに関しては、年間の上限額が決まってはいるものの、

その額までは保険でまかなえるため、もともとの銀歯をドイツにいる間に

セラミックに変える、インプラントや矯正も保険で補助して安く出来るため

ドイツでやるひとも多いそうです。

毎年ちょっとずつ、保険の範囲内できれいにしていく、という自己ケアもアリなのです。

そう考えると、医者に行かないのは逆に損なのかもしれません。


冒頭、「長年医者にかかっていない自慢in JAPAN」という話をしましたが、

実は私、お恥ずかしい話、歯医者が嫌いで嫌いで (まぁ、好きな人なんて

いませんよね)、実は大学生以来15年ほど歯医者に行っていませんでした。

親知らずも生えていたけど、悪さをして痛くなることもなく、

虫歯が痛くてゴハンが食べられない、というような危機もいままで

全くなく15年以上経ってしまいました。

それが、最近になって、奥歯の、もともと銀歯をかぶせていたところが

内側から傷むのです。左の上の奥から2番目の歯です。

そしてその周りの歯茎も腫れて膿むようになってしまいました。

そしてついには年末、その歯の痛みから、

左側でモノを噛むのも困難になってしまったのです。

これはもう限界ということで、しぶしぶ歯医者行きを決意。


日本人の多いデュッセルドルフには、日本人の歯科医の方もいらっしゃいますし、

日本語通訳のつく歯科医もいつくかあります。

私は、いつも犬の病院でもお世話になっている通訳さんが担当してくれる

オーバーカッセルの歯医者さんへ行きました。

15年ぶりの歯医者、ドイツではじめての歯医者、ということで緊張が止まりません。

日本語の問診表を書いて、通訳さんと少し話して、処置室へ。

先生に歯を見てもらって、その後レントゲン。

すると、悪さをしていた銀歯がとんでもないことになっていました。

日本で銀歯をかぶせたときに3本ある神経の1本だけしか処理をしていなくて

残りの2本が炎症を起こし、虫歯も進行して根っこまでダメになってる、と。

これは抜くしかないと。

ドイツでは外科はすぐ切る、歯医者はすぐ抜く、と聞いていたので、

まぁ、覚悟はしていたのですが。

そして、おなじ左側の下の奥にあった親知らずも少し虫歯になっていて、

「あってもバイキンの原因になるだけだし、抜いてもかみ合わせに支障ないし、

あっても意味ないから一緒に抜いちゃったほうがいい。

ドイツでは親知らずは治療してまで残す歯じゃない。」と・・・。

そして「麻酔を左側にかけるから2本一緒に抜いたほうがいい。

抜歯を担当する先生の予定を聞くから、すぐ予約しちゃいましょう。」と。

まぁ、その銀歯は痛いのでとっととなんとかして欲しいし、

もうこうなったらなんでもいいや、と感覚も麻痺。

「いつでもOKですよ」なんていっていたら。

「今日、今、抜歯してくれる先生が時間があるけど、これからやりますか?」、と。

いきなりですか、2本ですか、、、、

抜歯自体初体験なんですけど・・・・

私「だいじょうぶです、、、おねがいします。。。。(半べそ)」


それからはあまり記憶がないのです・・・

何度もブスブス痛い麻酔を注射され、(上あごが特に・・・)

「麻酔しっかりやるので全く痛くない」と説明を受けてたけど、

わりと痛い(笑)。

最初に親知らずを砕いて抜歯したあと、縫合。ていうか、

この、縫ってるときの針が一番痛かったんだけど・・・!

思わず「イデ・・・」「イデ・・・」と声が出るも、先生カタコトの日本語で

「イタイ?イタイ スグ」って手を止めてくれないし、

私も半泣きでした。

抜歯自体が初体験なもので、ドイツだから痛いのか、日本でも痛いのかは

わからない。笑

そして縫合が終わって糸を切ったと思ったらそのまま2本目~~~。

ちょ、ちょっと1回ゆすぐなり、口閉じるなり、休ませて・・・・

バキっ、ウィーン、ゴゴゴガガガ・・・

自分の一部が折られて砕かれて引き抜かれる感覚がリアルすぎる。

さよなら、私の一部・・・

2本目の奥から2番目は、無いと困る歯なので、のちのち挿し歯、インプラントなど

なにかしら歯を作って入れなきゃならないのです。

しばらくは歯抜けのまんま。 とほほ。

2本の抜歯を終え、今日の処置は終了したのですが、ほかにも過去の

詰め物の下が虫歯になっている箇所の処置が4箇所ほど、

さらに反対側の親知らずも「バイキン入るから抜いちゃいましょう」とのこと。


これだけ抜いたらちょっとは小顔になるんじゃないかね?笑


保険の上限と相談しながら、ゆっくり数年かけて処置してくれるそうなので、

インプラントも検討しつつ、詰め物も全部セラミックに交換して、

日本に帰る頃には芸能人ばりの美しい歯で登場したいと思います。

乞うご期待! 笑


※脅かすわけではありませんが、私はかなり痛みには強いほうですので、

普通の人はもっと痛いと感じるでしょう、ドイツの抜歯。


photo:01


処方箋で出してもらった痛み止め。数日はコレにお世話になります。


 
さてさて。友人ダイジェストもついに最終話となりました。

(ずいぶん経っちゃってすいません)

友人ちゃん帰国の前日12月8日。

この日は、今回の友人ちゃんの旅のイチバンのハイライト、

ベルギーブリュッセルへ日帰りの旅。

チョコ好きの友人ちゃんはチョコレート博物館に行きたい、

お買い物もいっぱいしたい、とワクワクだったのです・・・

が、思わぬハプニングに見舞われます。


前日の大雪の影響で、ドイツの鉄道ダイヤはグチャグチャ。

ケルンからICE(新幹線)で向かう予定だったのですが、

ケルンにて、到着が50分遅れとなっているとのこと。

しかも、この冬一番の寒波が着ていたこの日。

 
ケルンの気温もマイナス9度。。。。  とにかく芯から冷える・・・

ダイヤが乱れると、到着ホームに変更があったりもするので、

常に構内アナウンスにも耳を傾けていなければいけないし、

気が抜けません。

ようやく着いた電車に乗り、ホッとしたのもつかの間、

ドイツの西端アーヘンを過ぎ、ベルギーに入ってまもなく、

列車が停止。

5分待っても10分待っても動きません。

運転士さんはバタバタ動き回っているし、他の乗務員もザワザワ。

そのうち、アナウンスが入り、「車両に問題があり、いつ動けるかわからない」と。

えーーー。(泣)

そのうちに、電気系統も全て止まり、寒いわ、トイレも流せないわ、の

車内に缶詰状態。

復旧まで、飲み物サービスをします、ということでカウンターまで

受け取りに行ったけど、電気系統が止まっているので、コーラかお水くらいしかない。

あったかいの飲みたいよ・・・・

1時間以上立ち往生してもダメで、最終的には牽引車を呼んで引っ張ることになった。

でも、こんな最悪な状況でも、ドイツの人っておおらか。

怒ったり、乗務員に怒鳴ったり、そんな人はまったく居なくて、

やれやれ、、、って感じでみんなのんびり過ごしてる。

若い子達はこのハプニングを逆に楽しんでいるようだったし、

一人客のひとも、周りのほかの人と談笑したり、乗務員さんと

「困っちゃったわネ」なんて笑いあってる。

しまいには、運転士さんも「もうお手上げだぜ・・・」って外にタバコを吸いに

行っちゃうし、どこまでもマイペース。

あー、これがヨーロッパ時間だなぁ、なんて改めて感じながら・・・

友人ちゃんにとっては貴重な1日を削られてちょっと残念だったと

思うけれど、こんなハプニングに見舞われるのも、またいい思い出かなとも

思ったりしました。

そんなこんなで牽引車が到着。



私の後ろの席の黒人女性は牽引車が来たのがとてもうれしかったようで、

私や周りの人に「みてみて!きたわよ!」とキャッキャしていました。

そして最寄駅まで引っ張られ、そこで下ろされ、別の電車に乗り継ぎすることに。

  
めったにみれない牽引の光景は逆に貴重か?笑

 
そして、なにもない、普段まず降りることがないであろう田舎駅。


乗り継いだ電車では4人がけの席にベルギー人男性と相席になったのだけど、

私たちが日本語で話をしていたので「日本人?」と話しかけてきた。(英語でね)

聞けば、彼は仕事で日本にかかわっているようで、出張・プライベートで

何度も何度も日本を訪れているらしい。

全国の観光地はもちろん、岐阜やら沖縄・石垣島やらとにかく詳しくてびっくり。

好きな日本食はSASHIMI&WASABIらしい。

そんな出会いもあったりして、長い長い電車の旅を終え、ようやく目的地に到着。

本来4時間ほどで到着のはずが、ハプニングのせいで倍の8時間かかってしまった。

(もちろん遅延による払い戻しはしてくれるそうで、現在手続き中。)


帰りの電車の時間も決まっているから、滞在わずか3時間半の弾丸ツアーと

なってしまった・・・ ちょっと悲しい!


急いでブリュッセル名物のムール貝を食べるため、名店シェ・レオンに向かう。

14時すぎの入店だったのにほぼ満席の大盛況ぶり。さすが。

 
ベルギービール。 大好き!

 
お鍋いっぱいのムール貝とフリッツ(フライドポテト)、ムール貝のフライ、

この他にムール貝のクリームパスタも頼んでみんなでシェア。

とりあえず、これ食べられただけでも半分くらいはミッション達成かな~。

満足・・・

その後、足早に近隣を回る。もちろんチョコレート博物館は諦め・・・


まずはシェ・レオンの裏手にいる「小便少女」に会いに。

これ、昔トリビアでもやっていたよね。「小便小僧も居るが、小便少女も居る」って。

 

まァ、はしたない・・・!!(恥)

そして世界遺産の広場、グランプラスへ。

  
 相変わらずキレイですなぁ、、、  ってこの「やぐら」は何だろう・・・

なにか建設中???と思って寄ってみると、なんとこれ、クリスマスツリーなんだそう。

 
 ざ、斬新すぎるやろーーー。笑  なんでこんなツリーなんだ。


実は、後日、ドイツに戻ってきてから日本チャンネルのニュースで観たんだけど、

このグランプラスのツリー、「地元の人にもものすごく不評」だったらしい。

なんでも、ブリュッセル市長がアート好きだかなにかで、この斬新なツリーを

作って建てちゃったんだけど、グランプラスにふさわしくない、景観を損ねるなど、

苦情が相次ぎ、本当は年明けまで設置されている予定が、クリスマス後すぐに

撤去するよう変更になったとか。

ははは、そんな、逆に貴重なツリー見れてよかったわ・・・もう二度と見れないだろうから。笑


 
小便小僧ジュリアンくんは、この日は裸だったよ。クリスマス前だから

サンタコスプレでもしてると思ったが・・・周りはクリスマス仕様に飾られてた。

そのあと、ぱぱっとお買い物したり。

 
 ベルギービール専門店でお土産ビールも買ったよ。

市庁舎のまえで大きなクリスマスマーケットが開かれていたけど、

とにかく人が多くて前に進めないし、奥まで行ったら時間的に

戻って来れない気がして、入り口付近でワッフルだけ食べた。

 
 クリスマスツリー型になっていて串に刺さってるワッフル。

ベルギーワッフルというと、日本でブームになったマネケンとかの

固めのワッフルは「リエージュ風」というやつで、

片手で持って食べられる軽食っぽいもの。

それ以外に、もっとふわふわの生地を四角く焼いて

パンケーキのように粉砂糖やチョコをかけてナイフとフォークで

食べる「ブリュッセル風」というベルギーワッフルもある。

この串刺しワッフルはブリュッセル風だった。なかフワそとサクで

超おいしかった。(私はブリュッセル風のほうが好きかも・・・)


最後に、日が暮れてグランプラスのライトアップが見れるかも、ということで

グランプラスに戻ったら、ちょうど光のショーが始まるところだった。

 
 斬新ツリーも光っております。

 
 色やパターンを変えて、音楽に乗せてライトアップされる斬新ツリー。

 
 
だんだんステキに思えてきたよ、斬新ツリー・・・。

 
斬新ツリー、キミは、ライトアップしてこそ価値がある。

昼間はタダの「建設現場の足場」かと思ったよ。
 
 
ピンクもいいね。ディズニーランドみたい。。。


電車の時間が近づき、後ろ髪を引かれながらグランプラスを後に。

ブリュッセル、やっぱり好きだなぁ。

また必ずリベンジしようね、友人ちゃん・・・!


翌日はデュッセルドルフにて3人でランチをして

雨の中、クリスマスマーケットの観覧車に乗って(悪天候のため写真無し)

ニッコーホテル前からフランクフルト行きのJALバスを見送りに。


私が日本を離れるとき最後にハグして泣いた駅の改札を思い出して

ちょっと寂しい気持ちになったけど、またすぐ会えることを信じて

笑顔でバイバイしました。

またいつでも待ってるよ! お疲れ様でした。


母・友人との怒涛の3週間を終え、すぐにバッタリ倒れるかと思いきや、

翌日には学校のお友達に誘われクリスマスマーケットに出かけたり、

疲れを知らない自分に驚きでした。笑

楽しむことにかけてはタフなのね、私。。。

記憶のかなたに消えてしまう前に、

友人ダイジェストその3です。

年末のばたばたでだいぶ更新が遅くなってしまいました。

申し訳ございません。

友人ちゃんとの女子旅は3日目、12月7日のお話へ。


3日目はデュッセルでも珍しい大雪が降った日でした。

 
家の近所もこんな様子。

出かけるか否か、とても迷いましたが、せっかくの貴重な時間ですから

寒くてきつかったら途中で帰ってきてもいいかな、というスタンスで

ふたりで出かけました。

目指すはケルン(ケルンメッセ駅)からSバーンで20分ほどの

ジークブルクという小さな街です。

そこでは、中世の雰囲気のちょっと変わったクリスマスマーケットが

あるという記事を読んで、出かけてみました。

 
  
かわいらしい雰囲気のマーケットです。

 

木製のメリーゴーランド。手巻き式です。

真ん中で2人がかりでレバーをグルグルまわして動かします。

なんとかわいらしい。。。。

 
何かを煮込んでいます。

 
鍛冶屋のおばさん。 こんな風にお店の人もみんな中世風の衣装を着ています。

 

雪も強くなり寒かったのでグリューワインを飲みました。

 
薪のオーブンでパンを焼いています。

ここでは買わなかったのだけど、時々クリスマスマーケットに出ている、

薪のオーブンのパン屋さんのパンは、もっちもちでとても美味しいのです。

見かけたら是非買ってみてください。

 
ステージの上では美しい青年がひとり、リュートのような楽器を奏でていました。

大雪でなかったらもっと聴いて居たかったな。

そういえば、最近本気でリュートなどヨーロッパの古楽器を習いに

行きたいのですが・・・

どなたか情報お持ちの方いましたらご連絡ください。(できれば日本語か英語で

教わりたいです)

この日は、近くの他の街も見て回る予定でしたが、雪はやまないし

寒くて体力を奪われるので、このジークブルクの見学のみで帰宅。


夜は友人ちゃんがガイドブックでリサーチしていたデュッセルの

アルトシュタットにあるピザ屋さん”ピノキオ”へ。
 
洞窟の中のような雰囲気がおもしろいです。

座席も仕切られていて半個室のようになっているので落ち着けるし、

なによりピザがおいしい。

ここはデュッセルでいちばん古いピザ屋さんで、地元の人にも

とても人気があります。

私たちは早い時間(18時前)に入ったので予約なしでもOKでしたが

すぐ満席になってしまいました。夜は予約をしたほうが無難かもしれません。

 
薄暗いのでこんな写真でスイマセン。笑

私のオススメは、一番シンプルなマルゲリータピザに、

エクストラ・モッツァレラ(€3)を追加でトッピングしたもの。

奥はキノコやアーティチョークなどがたっぷり乗ったピザ。

そちらもおいしかったです。


翌4日目の土曜日はKさんも一緒に3人でベルギー・ブリュッセルに

向かう予定だったのですが・・・・ 

友人ダイジェスト(4)に続きます。。。