おすすめ!廃墟公園Landschaftspark | ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

2月の晴れた日曜日に、
以前から行ってみたいと思っていた
デュイスブルクの北にある
Landschaftspark(ラントシャフツパーク=景観/景色公園)に
行ってきました。
Landschaftspark Duisburg-Nord
http://www.landschaftspark.de/startseite

ここは1985年に閉鎖された製鉄所の跡地を
そのままの形で残して、
一般に公開されている公園です。

我が家から車で1時間ほど。
公園の前に無料駐車場があり、
公園の入場も無料。
ワンコももちろんOKです。

錆びた廃工場が目の前に。
なかなかこんな廃墟に潜入することはできないので
テンションもあがります。


入ってすぐ右側にある貯水タンクは
今はスキューバダイビングの練習施設として
再利用されているようです。
おもしろい。



なんだか不思議なところにきちゃったね。
ワンたちちょっとドキドキ。



ところどころ入れないところもありますが、
中まで入っていける建物も多く
探検気分で楽しめます。
「Betreten verboten!(立ち入り禁止)Lebensgefahr!(命の危険)」



空からシータが降ってきそうな場所がたくさん。
ラピュタ好きにはたまりません。 笑



アート作品が置かれていたりして。



それにしてもいいお天気。
この冬は本当に暖冬で、冬晴れの日も多かった。



右の建物がこの公園の中で一番高い建物で、
上まで登ることができる。

高所恐怖症の私はもちろんワンコと下で待機。
高いところ好きなKさんは一人で登って行った。
(バカと煙はなんとやら)


でも、そんなKさんが、めちゃくちゃ怖かったと
青い顔で戻ってきたこの建物・・・
安全に整備されてはいるだろうけれど
いつ崩れるか?と思わせるような恐怖感と
強風にあおられるのがとにかく怖かったそうで、
フリーフォールとかに乗るよりよっぽど怖いそうです。笑


自信のある人だけ登ってみてください。


そんな怖い思いをしながら、Kさんが撮影してきた上からの景色。

遠くの工場まで見えます。
ノルトライン州のデュッセルドルフより北の地域は
炭鉱で栄えた工業地帯が多く、
(地理の授業で習ったいわゆるルール工業地帯
というやつ)
デュイスブルクもそのひとつです。
世界遺産の炭鉱跡があるエッセンや
ボーフム、ドルトムントなど・・・

この地域は炭鉱で働く人たちの娯楽として
サッカーも栄えたそうで、
(労働者が作ったチームが起源となっているため)
香川選手がいた強豪ドルトムントや
内田選手所属のシャルケなど、
熱狂的ファンの多いチームがあります。

イングランドでも炭鉱の街は
サッカーが盛んですよね。

ヨーロッパはどこも似た風土・習慣が
あるのだなぁと思います。

ドルトムントとシャルケ、
どちらのスタジアムにも行きましたが
とにかくサッカーにかける情熱はものすごく
圧倒されるものがあります。
(どちらも男性客がほとんどを占めています)

両者の直接対決は「ルールダービー」といわれて
因縁の対決となっていて、
2012年には試合前にサポーターが暴動を起こして
お店を破壊するなど、200人近くが逮捕されたとか。
ダービーの日にこの近くに近づくののは
本当に危険なのでやめましょう。 笑

いろいろなチームの試合を見てきましたが
シャルケのファンは特にお行儀がよくない方が
多いように思います。ヤジも酷いですし。(笑)

それだけ熱狂的なんですね。


サッカーの話は置いておいて。
このLandschaftspark、晴れた日には本当に
気持ちのいい公園です。
緑も多いですし、子供さんもアスレチック感覚で楽しめるので
家族連れにも人気があるようです。


写真を撮りに来ているドイツ人の方もたくさん見かけました。
非日常的なおもしろい写真が撮れるので楽しめます。


この女の子の写真は今回の一番のお気に入り写真です。
得意げに歩く姿がかわいかった。


空の青と、廃墟、 
なんだかちょっと切なくなるような、不思議な光景です。



貨物用の線路もそのまま残されているので、
スタンドバイミーごっこもできます。 笑


いっぱい歩いたねー。


お金をかけず、ちょっと非日常的な空間で遊びたいなら
この公園はかなりおすすめです。
公園内にカフェもありますし、
お弁当持参で一日探検するのも楽しいかもしれません。