ハンブルク旅。 | ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

先週の金曜日はカトリックの祝日で、
金土日と3連休でした。
以前からずっと行きたいと思っていた北ドイツの
港町ハンブルクへ、プチ旅行に行ってきました。

プログ更新の時間がほとんどないので駆け足で・・・

3日間しかないため、朝から行動できるように
前日の夕方の電車でデュッセルを出て、夜9時過ぎハンブルクに到着。
同じように帰省や旅行で夜ハンブルクに向かう人も多く、
電車は混み合っていました。

翌朝はまず私の行きたかったハーゲンベック動物園へ。
ここは極力柵や檻を使わずに、間に堀を作ったりして
動物を展示しているので、近くで動物を見られて、
エサもあげられたりと、
動物たちとのふれあいを楽しめる動物園です。

エサをあげていい動物には表示が出ていて、
持ってきた野菜・果物をあげられます。
園内でもエサを購入できるようなのですが、
この日はシーズンオフでお客さんもまばらだったせいか、
売店がすべて閉まっていました。

ライオン、トラ、ゾウなどの大型動物もたくさんいますが、
なかには完全に園内で放し飼いの動物もいて、
そこらへんをウロウロしていたり、
茂みの中で巣を作っていたりと自由。

完全フリーで芝生食べてる。

クジャクもフリー。

ヨーロッパの絵本に出てきそうなニワトリも走り回っています。

木も伸ばし放題になっているので、10mくらいの高さの木の上で

レッサーパンダちゃんがお昼寝していたり。


併設の水族館にも行きましたが、ディズニーランドのアトラクションのような

凝った展示でなかなか面白かったです。

ただ、水族館の展示技術は日本に勝てる国はないと思います。

日本の水族館は世界に誇れる文化です!


午後は歓楽街レーパーバーンへ。

ここは港町らしい風俗街なのですが、あのビートルズが

下積み時代を過ごした場所としても有名。

イギリスでブレイクする前に彼らはここで演奏していて、

ビートルズという名前を使い始めたのもこの頃だとか。


ビートルズ広場にはオブジェが。

ビートルズが演奏していたクラブ、カイザーケラーは

いまもライブハウスとして使われています。

ただ、周りはストリップ劇場、飾り窓地区、ゲイショップ、

ドラッグを扱う店など、とにかく危険な香りしかしない地域で、

夜は絶対近づかない方がよろしいかと思います。

ここにライブを見に来るなんてかなり度胸が要りそうです。

(止めておきます・・・)

昼間はほとんどシャッターが下りていて、人通りもなく

あまり危険な感じはしませんでしたが。


そのあとは、港の方に移動して、倉庫街へ。

赤レンガの建物と運河、橋の連なる、とてもきれいなところです。

お天気が良かったらもっとレンガが映えたかも。


この地区にあるミニチュア・ワンダーランドは、

世界最大級のミニチュア模型博物館で、

ヨーロッパの美術館・博物館の常設展示としては

第6位(ドイツでは1位)の人気だとか。

(ちなみにベスト3はロンドンのマダムタッソー、パリのルーブル、

大英博物館だそうです)

夕方、もうそろそろ空いてるかな?と行ってみると

やっぱり数時間待ちですぐには入れないとのこと。

(時間を区切って少しずつ入場させているため)

20時過ぎなら、入場料が10%オフになるということで、

20時のチケットを予約して一旦外へ。

倉庫街を見て回ったり、夕飯を先に食べたりして時間をつぶし

20時にふたたびミニチュアワンダーランドへ。

(ちなみに、ネットで事前予約できるようなので予約がおすすめです)

ミニチュアのスケールはこんな感じ。

日本と同様、鉄道模型がさかんなドイツらしく、

精巧なジオラマの間を電車が走る走る。

朝方の駅。

10分か15分くらいの間隔で朝~夕方~夜~朝と

照明も移り変わっていくのでいろいろな表情が見られて

本当にリアル。

夜景も美しい。

音楽フェスのジオラマには仮設トイレに並ぶ人の姿も。

細かい!

途中には制御室もあり、スタッフがモニターを見ながら

電車や飛行機の動きを管理しているのも見られます。

こんなお仕事、かっこいいなぁ。

飛行機の離着陸も観られたり、船も実際水の上を走っていたり

模型ファンじゃなくても、ぜんぜん見飽きません。

時間が許すなら1日でも見ていられそう。

ジオラマ好きのKさんは、本当に満喫していて、

400枚も写真を撮ったとか。 笑

ジオラマはドイツの都市ややスイスアルプスなどを中心に
ヨーロッパやアメリカの都市の模型がいくつもあって、
今もまだ新しいものを作り続けているようです。

(現在ヴェネチアとアマルフィを製作中と書いてありました)

ハンブルクに行ったらぜひ行ってみてほしいです。
本当にオススメ!



翌日は雨。

もともと買い物や食べ歩きの予定だったので、カメラを持たず外出。

ハンブルクのSATURN(ドイツのヨドバシカメラみたいなの)は、
いままで行ったSATURNの中で一番広くて楽しかった。

CD&DVDコーナーも一番充実していました。

※ドイツにはタワレコ的な大型CDショップがなく、
電気屋や本屋のCDコーナーか、amazonで買うしかない。
結果、半日くらいSATURNで過ごすという・・・ 笑
そしてSATURNで、この旅いちばん散財するという・・・


最終日の日曜日はホテルチェックアウトの前に、
ハンブルク名物のフィッシュマルクト(魚市)へ。

毎週日曜の朝に開かれるフィッシュマルクト。

冬場は7時ごろからやっているそうで、8時過ぎに行ったら
すでに大盛況。

パスタやチョコ、フルーツなどのたたき売りがあちこちで。
入れてくれるカゴもかわいい。

電車じゃなかったらフルーツ盛りとか買いたかったなぁ・・・

お魚ももちろんたたき売り!

燻製もあるし、生魚も豊富。

ドイツでここまでたくさんの鮮魚を見たのは初めてでした。

「これとこれとこれに、これもつけて10ユーロ!」

早々に売り切りたいのか、どの店もまとめてどんどん捌いていきます。


デュッセルドルフのあたりでは魚は高価だし、

食べる人も少ないから種類もないし、

月1回開かれるフィッシュマルクトでも、魚コーナーは

それほど充実していません。

ここまでお魚・お魚、、、しかも毎週こんな大きな魚市・・・・

ハンブルクに住んでいる人がうらやましすぎる・・・

ハンブルクに住みたいーーー!


9時半ごろになると徐々に売り切って店をたたむところも出始め

10時ごろには人けもなくなっていきました。

やっぱり7時に来るべきだった!


もしまたハンブルクに来ることがあったら、
クーラーボックス持参で来たいなーと思ったのでした。


※ちなみに、この旅の間、
どこのレストランでも魚メニューが充実していたので
ほぼ毎食お魚を食べまくるという、ドイツでは夢のような
時間を過ごしました。



港町だからか、とてもオープンで明るく優しいひとが多く、
北欧が近いせいで雑貨やインテリアなどもオシャレなものが
たくさんあって、、、、

見どころ・観光名所はそれほどないけれど、街自体が
すごく奥が深くて、いろんな地区があって個性的で。
3日では全然見切れず、とにかく時間が足りなかった。

いままでたくさんドイツを旅してきたけど、個人的には
ミュンヘンやベルリンよりも好きかも。1位かも・・・

※「ドイツらしさ」を体験したいドイツ観光の場合には
ミュンヘンとかのほうがいいです。
ハンブルクはいい意味で「ドイツらしくないところ」です。

あー、最後にもう一度言います。 ハンブルクに住みたい!!