さてさて。友人ダイジェストもついに最終話となりました。
(ずいぶん経っちゃってすいません)
友人ちゃん帰国の前日12月8日。
この日は、今回の友人ちゃんの旅のイチバンのハイライト、
ベルギーブリュッセルへ日帰りの旅。
チョコ好きの友人ちゃんはチョコレート博物館に行きたい、
お買い物もいっぱいしたい、とワクワクだったのです・・・
が、思わぬハプニングに見舞われます。
前日の大雪の影響で、ドイツの鉄道ダイヤはグチャグチャ。
ケルンからICE(新幹線)で向かう予定だったのですが、
ケルンにて、到着が50分遅れとなっているとのこと。
しかも、この冬一番の寒波が着ていたこの日。

ケルンの気温もマイナス9度。。。。 とにかく芯から冷える・・・
ダイヤが乱れると、到着ホームに変更があったりもするので、
常に構内アナウンスにも耳を傾けていなければいけないし、
気が抜けません。
ようやく着いた電車に乗り、ホッとしたのもつかの間、
ドイツの西端アーヘンを過ぎ、ベルギーに入ってまもなく、
列車が停止。
5分待っても10分待っても動きません。
運転士さんはバタバタ動き回っているし、他の乗務員もザワザワ。
そのうち、アナウンスが入り、「車両に問題があり、いつ動けるかわからない」と。
えーーー。(泣)
そのうちに、電気系統も全て止まり、寒いわ、トイレも流せないわ、の
車内に缶詰状態。
復旧まで、飲み物サービスをします、ということでカウンターまで
受け取りに行ったけど、電気系統が止まっているので、コーラかお水くらいしかない。
あったかいの飲みたいよ・・・・
1時間以上立ち往生してもダメで、最終的には牽引車を呼んで引っ張ることになった。
でも、こんな最悪な状況でも、ドイツの人っておおらか。
怒ったり、乗務員に怒鳴ったり、そんな人はまったく居なくて、
やれやれ、、、って感じでみんなのんびり過ごしてる。
若い子達はこのハプニングを逆に楽しんでいるようだったし、
一人客のひとも、周りのほかの人と談笑したり、乗務員さんと
「困っちゃったわネ」なんて笑いあってる。
しまいには、運転士さんも「もうお手上げだぜ・・・」って外にタバコを吸いに
行っちゃうし、どこまでもマイペース。
あー、これがヨーロッパ時間だなぁ、なんて改めて感じながら・・・
友人ちゃんにとっては貴重な1日を削られてちょっと残念だったと
思うけれど、こんなハプニングに見舞われるのも、またいい思い出かなとも
思ったりしました。
そんなこんなで牽引車が到着。

私の後ろの席の黒人女性は牽引車が来たのがとてもうれしかったようで、
私や周りの人に「みてみて!きたわよ!」とキャッキャしていました。
そして最寄駅まで引っ張られ、そこで下ろされ、別の電車に乗り継ぎすることに。

めったにみれない牽引の光景は逆に貴重か?笑

そして、なにもない、普段まず降りることがないであろう田舎駅。
乗り継いだ電車では4人がけの席にベルギー人男性と相席になったのだけど、
私たちが日本語で話をしていたので「日本人?」と話しかけてきた。(英語でね)
聞けば、彼は仕事で日本にかかわっているようで、出張・プライベートで
何度も何度も日本を訪れているらしい。
全国の観光地はもちろん、岐阜やら沖縄・石垣島やらとにかく詳しくてびっくり。
好きな日本食はSASHIMI&WASABIらしい。
そんな出会いもあったりして、長い長い電車の旅を終え、ようやく目的地に到着。
本来4時間ほどで到着のはずが、ハプニングのせいで倍の8時間かかってしまった。
(もちろん遅延による払い戻しはしてくれるそうで、現在手続き中。)
帰りの電車の時間も決まっているから、滞在わずか3時間半の弾丸ツアーと
なってしまった・・・ ちょっと悲しい!
急いでブリュッセル名物のムール貝を食べるため、名店シェ・レオンに向かう。
14時すぎの入店だったのにほぼ満席の大盛況ぶり。さすが。

ベルギービール。 大好き!

お鍋いっぱいのムール貝とフリッツ(フライドポテト)、ムール貝のフライ、
この他にムール貝のクリームパスタも頼んでみんなでシェア。
とりあえず、これ食べられただけでも半分くらいはミッション達成かな~。
満足・・・
その後、足早に近隣を回る。もちろんチョコレート博物館は諦め・・・
まずはシェ・レオンの裏手にいる「小便少女」に会いに。
これ、昔トリビアでもやっていたよね。「小便小僧も居るが、小便少女も居る」って。

まァ、はしたない・・・!!(恥)
そして世界遺産の広場、グランプラスへ。

相変わらずキレイですなぁ、、、 ってこの「やぐら」は何だろう・・・
なにか建設中???と思って寄ってみると、なんとこれ、クリスマスツリーなんだそう。

ざ、斬新すぎるやろーーー。笑 なんでこんなツリーなんだ。
実は、後日、ドイツに戻ってきてから日本チャンネルのニュースで観たんだけど、
このグランプラスのツリー、「地元の人にもものすごく不評」だったらしい。
なんでも、ブリュッセル市長がアート好きだかなにかで、この斬新なツリーを
作って建てちゃったんだけど、グランプラスにふさわしくない、景観を損ねるなど、
苦情が相次ぎ、本当は年明けまで設置されている予定が、クリスマス後すぐに
撤去するよう変更になったとか。
ははは、そんな、逆に貴重なツリー見れてよかったわ・・・もう二度と見れないだろうから。笑

小便小僧ジュリアンくんは、この日は裸だったよ。クリスマス前だから
サンタコスプレでもしてると思ったが・・・周りはクリスマス仕様に飾られてた。
そのあと、ぱぱっとお買い物したり。

ベルギービール専門店でお土産ビールも買ったよ。
市庁舎のまえで大きなクリスマスマーケットが開かれていたけど、
とにかく人が多くて前に進めないし、奥まで行ったら時間的に
戻って来れない気がして、入り口付近でワッフルだけ食べた。

クリスマスツリー型になっていて串に刺さってるワッフル。
ベルギーワッフルというと、日本でブームになったマネケンとかの
固めのワッフルは「リエージュ風」というやつで、
片手で持って食べられる軽食っぽいもの。
それ以外に、もっとふわふわの生地を四角く焼いて
パンケーキのように粉砂糖やチョコをかけてナイフとフォークで
食べる「ブリュッセル風」というベルギーワッフルもある。
この串刺しワッフルはブリュッセル風だった。なかフワそとサクで
超おいしかった。(私はブリュッセル風のほうが好きかも・・・)
最後に、日が暮れてグランプラスのライトアップが見れるかも、ということで
グランプラスに戻ったら、ちょうど光のショーが始まるところだった。

斬新ツリーも光っております。

色やパターンを変えて、音楽に乗せてライトアップされる斬新ツリー。

だんだんステキに思えてきたよ、斬新ツリー・・・。

斬新ツリー、キミは、ライトアップしてこそ価値がある。
昼間はタダの「建設現場の足場」かと思ったよ。


ピンクもいいね。ディズニーランドみたい。。。
電車の時間が近づき、後ろ髪を引かれながらグランプラスを後に。
ブリュッセル、やっぱり好きだなぁ。
また必ずリベンジしようね、友人ちゃん・・・!
翌日はデュッセルドルフにて3人でランチをして
雨の中、クリスマスマーケットの観覧車に乗って(悪天候のため写真無し)
ニッコーホテル前からフランクフルト行きのJALバスを見送りに。
私が日本を離れるとき最後にハグして泣いた駅の改札を思い出して
ちょっと寂しい気持ちになったけど、またすぐ会えることを信じて
笑顔でバイバイしました。
またいつでも待ってるよ! お疲れ様でした。
母・友人との怒涛の3週間を終え、すぐにバッタリ倒れるかと思いきや、
翌日には学校のお友達に誘われクリスマスマーケットに出かけたり、
疲れを知らない自分に驚きでした。笑
楽しむことにかけてはタフなのね、私。。。