南イタリア旅行(5)アマルフィ海岸(前編) | ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

よーし、勢いでもう1つ更新しちゃいます!(笑)

南イタリア旅行、もう少しお付き合いください。


4日目に訪れたのは、世界遺産のアマルフィ海岸。

ソレントからはプルマン(中距離バス。作りは観光バスのようになっている)に乗り、

1時間40分。(結構遠い!)

船で行くことも出来ますが、私たちは先日買った3日パスでこのプルマンにも

乗れるので、バス酔いも覚悟して乗車。(きつかったら最悪、途中のポジターノで

下車するつもりで・・・)

駅から始発バスを待って座っていけばよかったのですが、ホテル前の停留所から

乗ったためすでにバスは満席。立って行く事になりました・・・

アマルフィまでは、海岸の山道をぐるぐる登ったり降りたりするので、

座れないとキツイ。見事にバス酔いです・・・

1時間後、途中の「エメラルドの洞窟」近くの停留所でたくさんのひとが降り、

ようやく座れました。

座ってからは酔いから復活。でもけっこうしんどかった・・・

というか、あとちょっとで・・・というギリギリのところで堪えました(笑)。

カプリ島同様、道はすごく狭く、すれ違うのは至難の業。

よほどヨーロッパでの運転に慣れた人でなければ、

レンタカーで南イタリアを周るというのはオススメしません。

イタリア人同士でも苦労するんですから・・・


日光のいろは坂以来のハードなバス酔いでしたが、なんとかお昼に

アマルフィに無事到着。

 

 

 
斜面にはレモン畑が広がっています。

アマルフィの町はとても静かでこじんまりとしています。

高級リゾートでホテルもたくさんありますが、カプリ島のように

ブランドブティックや高級レストランが立ち並んでいるような

ところではありません。

地元の人たちが静かにゆっくり暮らしているところに、

ちょっとお邪魔します、という雰囲気があります。


ちなみに、私は映画アマルフィを観たことがないので、

どんな風にアマルフィの町が日本人にイメージされているのか

わからないのですが、とにかく静かで美しい港町でした。

こんな何にも無い港町のリゾートホテルに2週間くらい滞在して、

海を眺めながらテラスで読書をする、そんな過ごし方が

いちばん贅沢なヨーロッパのお金持ちのバカンスではないかと

感じました。

カプリ島の何と言うか・・・言葉は悪いですが「成金」な感じのするリゾートとは

真逆の静けさ。

アマルフィは海岸自体が世界遺産に登録され、守られています。

電車は通っていませんし、船かバスでしか

たどりつけない交通の不便さゆえ、開発が進むことも無く、

人がどっと押し寄せることも無く、昔からの街並み・景観がずっと

保たれ続けていると言われています。

見所と言えばドゥオーモ(大聖堂)くらいでしょうか。
 
これはこれで見事です。18世紀にバロック様式に改築されたそうです。

でも、見所なんてなくてもいいくらい、町自体が美しく、かわいらしい。

 
おみやげ物やさんが立ち並ぶメイン通りもこんな狭さ。

 
 
ちらっとわき道を覗くと、白い階段と白い建物が上へ上へと

続いています。

アマルフィは、町自体がどんどん上へ上へ継ぎ足して増築していって

家々が重なり合って迷路のようになっているんです。

町自体がひとつの塊のようになっています。

上のほうに住んでいる人の家にいくには延々5分以上

この白い階段を右へ左へ上っていかなければいけません。

地元の人の暮らしを邪魔してはいけないので、

ずけずけと路地をあがっていくことは出来なかったけれど、

そのひとつひとつがとても綺麗で、物語の中にいるみたい。

 
NHKの「世界ふれあい街歩き」のアマルフィ編観た人

いらっしゃいますか? あのとき出てきた路地の上のオジサンのお家です。

路地の上に家が乗っていたり、その上にまたお部屋を増築してたり

どんどんくっつけていっちゃう感覚がおもしろい。

山の間に切り開かれたわずかな土地にギュっとかたまって

暮らしているんです。 なんかその、仲良くくっついて暮らしている雰囲気とかも

すごくかわいらしい。

 
 

ソレントからは往復約4時間、バスの待ち時間も行き帰り1時間ずつくらい

あって、移動だけでかなり時間を要したので、アマルフィにいた時間は

わずか2時間ほど。

でも、私、この町がとってもとっても気に入ってしまって、

写真もこの旅で一番撮ったし、みなさんにも見せたいので、

もう少し、たくさん紹介します。

1コの記事に10枚までしか写真を載せられないので、

アマルフィ後編に続けますね。

 
レモンと並んで特産のとうがらしもこんな風に売られていました。

つづく