先日、日本に一時帰国していたKさんの会社の上司から、
レトルトの吉野家の牛丼をお土産で頂き、さっそく一昨日の夜温めて食べました。
あーーペラッペラのお肉って最高(いい意味で)
そう、ドイツには薄切り肉がありません。
ドイツに限らず、欧米どこの国でも、日本のようなしゃぶしゃぶ肉は普通ありません。
薄切りといってもステーキやシュニッツェル(カツレツ)用くらい。
お肉屋さんによっては、薄切りをリクエストすると、やってくれるところも
ありますが、それでもしょうが焼き程度が限界。
日本人向けのお肉屋さん(デュッセルでは有名なオスト通りのお肉屋さん)や、
日本スーパーでは、すきやき・しゃぶしゃぶ肉として、薄切りが売られていますが、
手間賃がのっかって、普通のお肉の2倍くらいかそれ以上のお値段になっています。
ドイツに来た当初、その不便を解消するために購入したスライサー。
(60ユーロくらいの安物ですが)
何度か、薄切り肉にチャレンジしたのですが、当初はよくわからず、
生肉をそのままスライスしようとして、きれいに出来ず、こま切れ肉に
なってしまったり、カチカチに凍らせすぎて、歯が立たなかったり、
やっぱりスライサーじゃ無理か~と、しばらく諦めていました。
それに、このスライサー、分解してお手入れするのが結構面倒で・・・
お肉を切った後のお掃除は特に面倒。
洗えない部分はカスを取り除いて、ふきんで拭いて、アルコール除菌して・・・。
そのため、たまに丸ごと買ってきたパンを切るくらいしか使っていませんでした。
(硬いパンも均等にスライスできるので、パンには便利。)
が、吉野家の牛丼のおかげで、薄切り肉に対する気持ちが一気に再燃
ネットで調べまくって、「半解凍なら上手にスライスできる」ことが分かりました。
よし、チャレンジ開始です
まず、近所の安売りスーパーで、800gで5ユーロ弱の激安豚肉を購入
買ったのはNackenという肩ロースの部分。ほどよく脂が入って、バラ肉ほど
くどくなく、やわらかい部分です。日本でもしゃぶしゃぶ用は肩ロース定番ですよね。
もちろん、ohne Knochen(骨なし)を買います。
ドイツでは、骨なしの表記がないお肉は、しっかり骨つきで、処理がめんどうなのです。
短時間で凍らせるために、5cm幅くらいに切り分けて、ラップに包んで冷凍庫へ。
3時間後、いい感じに外側がしっかり凍り、強く押すと中がまだ弾力の残った状態。
(カチコチではない感じ)
それをスライサーでうすーくスライスしていきます。
出来上がりはこんな感じになりました。
理想の、「向こう側が透けて見える薄切り肉」になりました!!
とりあえず、800gすべてスライスして、溶けないうちにラップに小分けして、冷凍。
これで当分、薄切りのお肉でお料理が出来そうです
今日は、ごましゃぶサラダに。
スーパーでボイルしたエビが安かったので、
(20尾くらい入って2.99ユーロ)茶碗蒸しも作りました。
蒸し器なしでも、オーブンで出来る作り方です。
こちらのサイトのレシピを参考にしました。
http://www.kids-abroad.net/000106.html
理想的な日本らしい夕食になりました
ちなみに、牛肉でやるときは、hohe Rippe(リブロース)の部位がいいようです。
今度挑戦してみます
※まったく関係ないですが、マレーバクの絵を上手に描けるようになりました。