初めての動物病院 | ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

渡独から3ヶ月が経ち、まだワンコたちを一度も病院に連れて行っていなかったので




昨日はじめて健康診断を受けに行ってきました。



photo:01


カラフルなワンコ像が病院の目印。






Tierarztpraxis

Ferdinand Nießen

Arnulfstraße 22

40545 Düsseldorf




http://www.tierdoc.org/index.php?article_id=208



photo:02


こちらの病院はオーバーカッセル地区にあり、地下鉄のベルゼンプラッツから




徒歩5分。電車でも通いやすいところです。




犬連れの上司から教えてもらった病院で、デュッセルドルフで唯一、




日本人通訳のつく動物病院として知られています。






通訳さんは毎週木曜日の13時から15時の2時間だけいらっしゃいます。




ほかにも人間の病院の通訳(眼科など)や、ドッグトレーニングの通訳など




いろいろとされているかたなので、時間も限られていて、要予約です。




(通訳さんに直接電話をして予約をとります)




病院は専門用語などもあるので、通訳さんが間に入ってくれるのは




とても心強いです。わからないこともどんどん質問できますしね。






今回は渡航後の健康診断ということで、2匹とも聴診や熱を測ったり、




マイクロチップの番号をチェックしてもらったり、




ドイツに来てから異常はないかなどいろいろ聞かれながら




診察をしてもらいました。






ビンちゃん(黒犬)は、病院が大嫌いで、いつも診察台の上で暴れたり




興奮して噛み付いたりしてしまうため、今回も大変。




2人がかりで、口輪をはめて、ようやくおとなしくなりました。




チワワは臆病で攻撃性の高い子も多いとのことで、先生も慣れた様子。




診察が終わるとすぐに台からおろして、診察室内をフリーで歩かせ遊ばせます。




先生の手からフードも貰います。




こういうところが日本の病院と違うな~と思いました。




ここは楽しいところ、先生はゴハンくれるいい人、と学習させるんです。




台に乗せっぱなしだったり、すぐに抱っこorケージの日本の病院。




それだと「病院怖い」ってなるのも当然ですよね。






ジャムちゃん(茶犬)は、なにをされても大人しい。




臆病なので、しっぽは全部ひっこんで、ぷるぷる震えちゃうんですが。




そして、手足の噛み癖があることを指摘されました。よくカミカミしているので




すこし赤茶色に変色してる部分があるんです。


photo:03



アレルギーに起因する場合もあるし、ストレス性のものもあるとのこと。




そして、「この子はよくゲップもする?」と聞かれ、たしかによくするな・・・と思ったら、




人間と同じく、繊細でストレスのかかりやすい子は、胃酸過多になってゲップが




出たり、消化不良を起こしやすいとのこと。




大人しくて手がかからないと思ってたジャムちゃん。




一生懸命たくさんガマンしてたんだね~と思ったら、申し訳ない気持ちで涙が出そうになりました。




フードを変えてあげるだけでも、ストレスカミカミは減ると教えてもらいました。




こういう繊細な子にはウェットフードもいいそう。




日本ではドライフードのほうが健康にいいと思っていたんだけど・・・




もしくはドライフードに、ゆでたポテトやニンジンなど好きな野菜を混ぜてあげたり、




いろいろ試してみてくださいとのこと。




それと、日本にいたときから、アレルギーになりにくいということで、ラム肉のフードを




与えていたんだけど、「ラムは興奮させる肉だから、興奮しやすい子(ビンちゃん)には向かない」と




言われました。




興奮させる肉・・・??




日本では聞いたことがなかったけど、「興奮させる肉」「沈静させる肉」という考えが




ドイツにはあるらしい。




沈静させる肉は、ウサギ(Kaninchen)や、カモ(Ente)。




さすがジビエ(狩猟料理)のあるヨーロッパだな~。




日本じゃ、ウサギやカモ肉のドッグフードなんてなかなか手に入らないもの。




ということで、ウサギやカモ肉を使った、センシティブフードに切り替えてみることにしました。




一応、まだラムのフードが残っているので、それが終わってから買い替え。






ジャムちゃんのストレスとも、一緒に戦っていくことにしました。




つぎ、診察に行ったとき、「手足のカミカミ跡、きれいになったね」と言われるよう、




いろいろ頑張ってみようと思います。






そのほか、今回の診察で確認したこと。(メモ書き)




・ドッグパスポート(EU内を連れて行けるパス、本帰国時にも必要)は、狂犬病注射を




したときに発行される。ウチはまだ前回の狂犬病注射から日が浅いので、




今回は作らず。ドッグパスポート発行までは、日本の検疫証明書持参で、海外旅行可能。




・メアブッシュ市はやっぱり納税証明のドッグタグは発行されないとのこと。




もし、デュッセル市内で咎められることがあっても、メアブッシュで支払っている旨伝えれば




大丈夫とのこと。




通訳さんは、あのドッグタグ、ちゃらちゃらうるさいから、ないほうがいいわねwと言っていました(笑)






一応参考までに。2匹で通常診察&通訳費用で€70ほどです。




1匹なら€35くらいだと思います。




日本とは違った考え方があったり、とても勉強になったし、英語ではどうしても




お互い伝わりきらないこともあるので、通訳さんがいるのは本当に心強い。




日本への本帰国のややこしい手続きも、お手伝いしてもらえるので、




これからもお世話になっていこうと思います。




ワンコ連れで、不安のあるかたは是非一度、こちらの病院で相談されるといいと思いますよ。