ばたばたと日々を過ごしていますが
昨日、どうしても買いたかったものを
ようやく買ってきました。
ドイツ語のグリム童話集です。
本屋さんに行くといろいろなグリム童話の本が売られていて
そのなかで一番挿絵がかわいく、読みごたえのありそうなものを
選びました。
選ぶのに10分以上も本棚の前で開いては閉じ、開いては閉じ
していたので、店員さんに怪しまれたかもしれません。笑
見返しのイラストもとってもかわいくて、かなり好みのテイスト。
実はこの見返しのイラストに一目ぼれしたのですけどね。
赤ずきんちゃん(Rotkäppchen)
ブレーメンの音楽隊(Die Bremer Stadtmusikanten)
などなど有名な40のお話が収録されています。
(残酷なもの、エグいものは入っていません)
このレベルの本がスラスラ読めるの?と
驚かれそうですが、もちろん辞書なしには
まだ読めません。
ボキャブラリーが圧倒的にまだ足りないので。
でも時々、スラスラ読める個所も
あったりして、「お、読める読める」と調子にのったりも
します。
子供向けの本なのでそれほど難しい文法は使われていないようです。
カラーの挿絵があると、モチベーションがあがるので
モノクロの本よりはやる気になれます。 笑
ただ、ドイツ語の本を読むとき苦労するのが
「文語」(書き言葉)の問題です。
ドイツ語では「口語」(話し言葉)で過去のことを話すとき
ほとんど過去形を使わず、現在完了形で話します。
たとえば
Ich habe zu viel gegessen. (私は食べすぎた)
というのが現在完了形を使った過去表現で、
普段の会話はほぼこれで済みます。
でも、物語のなかなどでは正しく過去形を書き、
Ich aß zu viel. (私は食べすぎた)
という風になります。
現在完了形なら、英語のhaveにあたるhabenを
人称変化させるだけで、過去分詞は変化しないため
わりと楽に覚えられます。
Ich habe gegessen.
Du hast gegessen.
Er hat gegessen.
といった感じ。
が、過去形は不規則変化もあったりして
いまいち覚えられません。
語学学校では「過去形は文語だけなので
ほとんど使わない」という理由であまり重要視されて
おらず、ほとんど教わりません。
とりあえず過去形知らなくても会話には困らないし
日常生活にあまり支障もないので・・・
そのため、いざ、勉強のために本を読もう!と思うと
見慣れぬ過去形の変化に戸惑います。
でも、ただ動詞の変化表を見て覚えるよりも
文章の中に出てきた過去形をその都度覚える方が
私は覚えやすいかなと思います。
読破するまでにはまだまだ時間がかかりそうですが
「ただのインテリア」にならないように、
大切に読んでいきたいと思います。