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ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

ドイツから行く最後の海外旅行は
地中海の島国マルタでした。

旅行記は帰国してからゆっくりまとめるとして・・・


マルタは街にネコがたくさんいることでも有名なようで
お土産店でもMALTA CATの写真集やカレンダーなどが
売られているほど。

たしかに地中海の島々にはネコがたくさんいる
イメージがあります。
(岩合光昭さんの世界ネコ歩きのイメージ)

あまり上手には撮れませんでしたが、
街を歩いていて出会ったネコたちの写真を
UPしておきます。


初日、首都ヴァレッタのエルモ砦で出会った初ネコ。
警戒心の強い子で、カメラに気付くと一目散に逃げてしまいました。

クリーム色のマルタストーンで統一された街並みと
ネコたち。
ほれぼれします。



駐車場のネコ。
そこ、あったかいよねぇ。 わかるわ。

爆睡中・・・



二日目に行ったコミノ島にわたるフェリー乗り場の近くで
海風にびゅうびゅう吹かれて耐えていた子。
ふっくふくに丸くてかわいい。



あっついの?まぶしいの?
半分日なた。半分日陰。 お昼寝中。



セントジュリアンのレストランにて。
テラス席におこぼれをもらいに来る子。



何かに警戒中?とおもったら

視線の先にはクロちゃん。
この子はかなり痩せっぽちでした。



港町マルサシュロックの銅像にもネコがいました。
漁を終えて帰ってきた父親を迎える子供とネコ。
この島でネコがどれだけ大事な存在かわかりますね。



青の洞門近くにいたノラちゃん2匹。
山猫のようなワイルドな子でした。



タルシーン神殿の三毛。
三毛はこの子がはじめて。
チャトラ、キジトラが一番多かった。



最終日に出会った美人さん。
カメラ目線ありがとう。


※ちなみにドイツではネコは「家の中で飼うペット」と
されていて、街で外ネコに会うことはほとんどありません。
飼えなくなったペットやノラちゃんを保護する、
ティアハイムという施設があるので
捨て猫や野良猫もいないのです。
御主人に先立たれたり事情があって飼えなくなった
子たちも、ティアハイムで幸せに暮らします。
(ドイツでは動物の殺処分はゼロです)
もちろん、一般の人がティアハイムから
ペットを引き取って飼うことも可能です。

ドイツの動物愛護の考えはとても素晴らしいです。

いよいよ、本帰国まであと1か月ほどになりました。

この2年、集中してドイツ語に取り組んでいたため、
他の趣味にまで手を出せていなかった私。
ドイツ語の授業のない日があっても、
半べそで宿題をこなす日々だったため、
習い事を始める気力がなかったのは
正直なところ。

そろそろドイツ語のペースを緩めて、
新しい趣味でも見つけようかなぁ、
ドイツ語頑張ったし、ドイツ人に直接習うのも
いいなぁ、なんて思っていたころに
帰国が決まってしまい、
そんなもくろみも弾け飛んでしまったのでした。

かといって肝心のドイツ語もまだまだ
モノにできたわけではないのですが・・・


もともと超インドア派の私は、
手先を使ってちまちま、が大好き。
編み物(棒針、かぎ針)、アクセサリー作り、
学生のころは刺繍やBAG作りなどもやりました。
でも飽き性のため、マイブームが去ると
ぱたりとやらなくなるのがダメなところ。
「~歴20年です」と言えるような趣味はなし。(笑)
かと思うと10年やっていなかった編み物を
急に「編みたい~~!!」という衝動に駆られて
1日10時間編み続けたりする、変態なところが
ありまして・・・
だから我が家には、出番を待つ手芸グッズが
押し入れにわんさかあり、捨てられません。(笑)


さて。
ドイツ人は手芸が大好き。
手芸はドイツ語でHandarbeit(ハントアーバイト)といって
そのまま、「手でするお仕事」という意味。
ヨーロッパ伝統の手仕事がずっと受け継がれています。
おしゃれな既製品のインテリアを買うよりも、
自分でデコレーションして、家づくりを楽しむのも
ドイツ人らしいところ。
そのため、街にはDIY系のインテリアショップが
いくつもあります。
(デコレーションのための素材:リボン、造花、
ペーパー、布などと一緒に、カゴやグラス、
鉢、ろうそくなどが並んでいる、
手芸屋さんとはまた違う、日本では見ないタイプの
お店がある。)

お裁縫系以外の手仕事では
家具などに伝統的な模様を描いていくトールペイント、
箱に布を貼って美しく仕上げるカルトナージュ、
ペーパーから切り取った絵柄を家具などに
貼り付けてニスでコーティングしていく
デコパージュなどがドイツでも人気のようです。

先日たまたまネットでデコパージュのことを
調べていたところ、
「主にペーパーナプキンの絵柄を切り取り、
専用の糊で貼り付けて乾かすだけ」という
手軽な手芸であることを知り・・・

そ、そうなんですか???!!!

パーティを開くわけでもないのに
「かわいいから」という理由だけで
ドイツのペーパーナプキンをたくさん
買い込んでいた私に朗報!!!
出番の来ないペーパーナプキンを
そんな風に活用できるなんて。
※食事にペーパーナプキンが欠かせない
国にいるので、かわいい絵柄のナプキンが
たくさん手に入ります。
季節限定(イースター柄、クリスマス柄など)も
いろいろ出るんですよ。

さっそくデュッセルドルフの市街地に出向き、
唯一知っている手芸店へ向かう。
(※シャドウシュトラーセのKAUFHOFの
ななめ向かいあたり、シュパーカッセの手前)

HOBBYmade Düsseldorf

Bastelbedarfs-Geschäft

Am Wehrhahn 16
40211 Düsseldorf

Telefon: (0211) 350265

Öffnungszeiten:
Montag – Freitag 9.30 – 20.00 Uhr
Samstag 9.30 – 18.00 Uhr



すると、奥にデコパージュコーナー大展開!
ほんとに人気の趣味なんだ~。
デコパージュに使うペーパーナプキンも
1枚35セントでたくさんの絵柄をばら売り
していました。


動物、ハート、バイエルン地方の柄、などなど
ジャンルごとにいっぱい。
レコードをさがすようにお気に入りを見つけるの、
楽しいかも。


しかも、定期的にお店の奥で講座も
やっているみたい。


私はお試しということで、小さいサイズの専用のり
MOD PODGE(糊にもなるし、上からニスとしても使える)、
平筆、手芸用の先の細いハサミを購入。


NANU-NANAで買ったジャム瓶柄のナプキンで作ってみます。


デコを施すのはdm(ドイツのマツキヨ)で買ったろうそく。


チョキチョキ、ぺたぺた・・・


こんな風になりました~
初めてだったので、ちょっとシワが寄ったり
破けてしまったところもありますが、まぁそれも
味ということで・・・ 笑

上からニスをかけることで、色鉛筆で描いたような
ホワンとした雰囲気になって、
ろうそくのなかに埋め込まれたような質感になって
なんとも不思議できれいです。


ちなみに手持ちの古切手でもやってみたけれど
厚みがあるのでナプキンのような
「透過した質感」は出せずいまいちでした。


やっぱり「ペーパーナプキン」を使うからいいようですねぇ。


味気ないなぁと思っていた木製ラックや
空きビン、鉢カバーなど、いろんなところに
やってみたくなりました。

日本でも結構流行っているようで、材料も
手に入りやすいみたいなので、
時間がある時ちょこちょこ続けてみたいと思います。


おすすめナプキン購入場所


☆BUTLERS POP系
☆NANU-NANA たまにかわいいのアリ
☆HEMA オランダの雑貨屋さん。(近場だとノイス、デュイスブルク)
☆DEPOT、Straussなどにもたまにある。
だいたい2~3ユーロ。(HEMAは安い)

~北欧デザイン~
☆Stilwerk イッタラ等。
☆IKEA 安くてかわいい
☆TIGER 安くてかわいい(デュッセル周辺にはない)
☆マリメッコはNordstrに専門店あり。トレンディでも入手可


その他
イースターやクリスマスなどには
dmやrealなどでもかわいいのが出回りますので
要チェック。

今月の初め、1週間犬を連れてハンガリーに
旅行に行っていたのですが、
その際デュッセルドルフ空港で
犬のキャリーバッグの件でかなり揉めました。

ルフトハンザなどヨーロッパの航空会社のほとんどは
小型犬はソフトキャリーに入れて機内に犬を
連れて行くことができるのですが
それぞれ高さや形状などいろいろと規定があります。
※日本の航空会社は残念ながら機内持ち込みできません。
※犬の持ち込みは事前申請必要、追加料金必要。

ドイツに赴任してくるときはルフトハンザ利用で
事前にキャリーの形状・大きさ等の条件を確認し
わざわざ新しいソフトキャリーを購入してきました。
成田~ミュンヘンは問題なく乗せられました。

さらに昨年末ポルトガル旅行に連れて行った際も
そのキャリーバッグでフランクフルトからリスボンまで
往復しましたが、なにも問題なし。

それなのに、デュッセルドルフ空港では
「このBAGは既定のキャリーバッグじゃない、
これでは乗せられない。」の一点張り。

は?
いつもこのバッグで飛行機乗せてますけど?
あなたがたルフトハンザですけど?
ミュンヘンもフランクフルトもOKでしたけど?


「それは私たちのミスだわ。でも同じミスは二度と
起こせない。これはNO。乗せられない」

頑固なおばさん。

普段おとなしいKさんもこの時ばかりは
切れて、「納得いかない」「これは規定通りの
BAGで、こちらに落ち度なはい」と対立。

だってNOだと言われたって、いまから他の
キャリー用意できないし、旅行行けなくなっちゃうの?
どうするのよ?と怒りと困惑でいっぱいに。

おばさんだけではらちが明かず、
偉いっぽいおじさんも登場。
「底が丈夫でなければいけないし、
ウォータープルーフじゃなければいけない。
(万が一のオシッコ等に備えて)」
というので、底にプラスチック板が入ってて
頑丈だとか、内側はこんな風にちゃんと
ウォータープルーフ加工になってますよ!とか
説明する私たち。
「犬用のスペシャルなキャリーバッグなんですってば!!」
と、何度も何度も繰り返す。

おばさんも「おしっこしたらどうすんのよ、
おしっこが・・・」ばかり言ってくるので
かなりイライラ。
だから! おしっこしても大丈夫なやつなの!
そもそもそんな粗相しないし、したことないし!

あまりに粘られたので仕方ない、という表情で
「今回だけはOK」と許可を得て
無事手続きは完了したのですが、
別に私たちが粘り勝ちしたわけではないし、
本来規定通りのちゃんとしたキャリーバッグなのに
なんでここまでダメダメ言われたのか、
本当に不愉快。

私が予測するに、私たちが日本で買ってきた
日本のメーカーのキャリーバッグはかなり
カジュアルでカワイイデザインのもので、
言われないと中に犬が入っているとは思えないような
普通のショルダーバッグに見えるものだったので、
犬用キャリーではない普通のバッグに
犬を突っ込んでるだけだと思われたのだと思います。
でも、本当はしっかりした作りのもので、
ウォータープルーフ、空気穴、メッシュと布のダブルの
ふた付き、サイドも両側にメッシュ加工、洗える底板など
かなり機能的で旅行もOKな内部構造になっている。
それが全然理解してもらえなかった。

問題になったキャリーバッグはこれ。




んー。たしかにキャリーバッグにしてはかわいすぎるのよね。
ヒッコリーデニムにパッチがいっぱいついてて、
パンツをリメイクしたようなデザインがかわいくて
私が一目ぼれしたバッグ。


キャリーバッグというと、ドーム型で前後に入り口があって、
みたいなのが普通だし、言わなければここに犬が入ってると
誰も気づかない。
そのおかげで犬禁止の施設に何度かこれを担いで
侵入したこともある。笑
さらには犬有料のホテルのチェックインで、犬の存在に
気付かれず、犬の代金を払わずに済んでしまったことも
あったし。(ごめんなさい)

空港の人も「いかにも犬入ってるキャリーバッグですよ」
というオーソドックスなものじゃないと納得いかなかった
みたいです。

それにしても頭硬すぎ、融通きかなすぎの
デュッセルドルフ空港。

旅行に行く前からグッタリ疲れてしまったのでした。
(ちなみに帰りのブタペスト空港のルフトハンザでは
いつも通りなんにも言われなかった。
やっぱりデュッセルドルフだけ厳しいのよね)


そして、本帰国のときにも、
宿敵デュッセルドルフ空港から犬を乗せるため
またモメるのは嫌だということで
ドイツのアマゾンにて
「ヨーロッパ基準の」「飛行機対応の」
キャリーを買ってやりましたよ。
「JETSET(ジェット族用)BAG」
ラベルも貼ってあるし、
これなら文句ないだろ!!!
※JETSET=ジェット族とは
ジェット機で世界中を飛び回る人たち(富裕層)のことだそうです。
(ビークルのchinese jet set 脳内再生中…)




JETSET BAG!!!!
今度おなじオバサンだったら、このタグ見せて
「この紋所が目に入らぬか~!!」って
見せてやりたいわ。




慣れさせるために部屋に置いていたら
すぐに気に入ったようで、
一日中このキャリーで過ごすようになり。

暗くて狭いところが好きなんです。
落ち着くみたいです。
(ネコか・・・?)


デュッセルドルフはドイツの中でも
人がやさしくない、ツンとしてる、ことで
有名ですが(ほかの地方のドイツ人から
からかわれるほど)
ほんとに融通が利かなくて意地悪としか
思えないような対応で
ひさびさにカッとなりました。

思い出すだけで腹が立つわ。

まぁ、ドイツではこういうことも多々あるので
相当強くなりましたけどね。 笑

これからドイツに犬連れ赴任される方は
お気を付け下さい。