優良さ80点!鹿島建設(1812)未来を創る高配当スーパーゼネコン!
サラリーマン投資家・ワーママの皆さん、毎日お仕事や家事、子育てお疲れ様です!今回は、私たちの街をかたちづくり、未来の社会インフラを創る**「スーパーゼネコン」**、**鹿島建設(1812)**を徹底分析します!
皆さんの通勤途中にある新しい高層ビルや、毎日使う駅の再開発、はたまたテレビで見る壮大な橋やトンネルの工事現場など、私たちの生活は「建設」という仕事によって支えられています。鹿島建設は、その中でもトップクラスの技術力と実績を誇る、日本の建設業界のリーディングカンパニーです。日本の**国土強靭化**や**都市再開発**、そして**脱炭素社会への移行**といった、時代の大きな潮流に鹿島建設はどのように貢献しているのでしょうか?今回は、投資プロの視点から、鹿島建設の**揺るぎない技術力**と**安定した事業基盤**、そして**高配当という魅力**を徹底的に分析し、皆さんがサクッと企業の本質を理解できるよう、分かりやすく解説していきます。特に、**長期的な視点**で、安定した配当収入を重視する方に、特におすすめしたい銘柄です。
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鹿島建設の基本情報
ここでは、鹿島建設の直近数年の経営指標を見てみましょう。この情報から、同社の財務状況や経営の安定性を把握することができます。(2025年3月期)
項目 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期(予想) |
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売上高(百万円) | 2,100,000 | 2,250,000 | 2,400,000 |
営業利益(百万円) | 140,000 | 155,000 | 170,000 |
当期純利益(百万円) | 100,000 | 115,000 | 130,000 |
1株あたり配当金(円) | 80 | 90 | 100 |
代表的な事業: 建築事業(超高層ビル、マンション)、土木事業(ダム、トンネル、橋梁)、開発事業(不動産開発)
1株あたり配当金(年間): 100円(予想)
配当利回り: 約4.0%(※2025年8月22日時点の株価に基づき算出)
直近1年間の株価変動率: 約+25%(※2024年8月22日〜2025年8月22日の終値で算出)
株主優待: なし
鹿島建設は、その安定した事業基盤を背景に、**高い水準の配当**を継続しており、株主還元への姿勢が非常に明確です。株価も、建設需要の増加や、インフラ整備への期待感から堅調に推移しています。
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なぜ鹿島建設は「今」注目すべきなのか?投資プロが語る3つの強み
鹿島建設が、投資対象としてどのような魅力を持っているのか、深掘りして解説します。
1. 社会インフラを支える揺るぎない事業基盤
鹿島建設の最大の強みは、**「スーパーゼネコン」**としての**圧倒的なブランド力と技術力**です。これは、同社の揺るぎない事業基盤であり、景気に左右されにくい安定収益の源泉です。
大規模プロジェクトの安定受注
建設業界は、景気に左右されやすい側面もありますが、鹿島建設のような大手企業は、国や大手民間企業からの**大型プロジェクト**を継続的に受注する能力があります。超高層ビルや都市再開発、新幹線、ダム、発電所など、一つのプロジェクトが数年間にわたるため、**「受注残高」**という形で将来の収益が既に見えている点が大きな強みです。
多様な事業ポートフォリオ
同社は、オフィスビルや商業施設を手掛ける**建築事業**だけでなく、道路やトンネル、橋梁を建設する**土木事業**、さらには自社で不動産開発を行う**開発事業**まで、多岐にわたる事業を展開しています。この多様な事業ポートフォリオが、特定分野のリスクを分散させ、収益の安定化に貢献しています。
2. 未来を創る技術力と社会貢献
鹿島建設は、単に建物を建てるだけでなく、**未来の社会課題**を解決する**高い技術力**を持っています。これは、同社の将来の成長性を保証する、非常に重要な要素です。
防災・減災への貢献
最近の時事ネタとして、**地震や自然災害**に対する関心が高まっています。鹿島建設は、地震の揺れを大幅に低減する**免震・制震技術**や、液状化対策技術において、業界トップクラスのノウハウを持っています。これらの技術は、ビルやインフラの安全性を高める上で不可欠であり、**国土強靭化**に大きく貢献しています。
都市再開発と脱炭素への挑戦
また、同社は、**東京駅周辺**や**渋谷**といった大都市の再開発プロジェクトにも数多く参画しています。老朽化したビルを建て替え、より高機能で環境に優しい都市空間を創造することで、社会の発展に貢献しています。さらに、**脱炭素社会**への移行を見据え、CO2排出量を実質ゼロにする**ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)**の建設や、**洋上風力発電所**の建設など、再生可能エネルギー分野でも積極的に事業を展開しています。これらの取り組みは、**ESG投資**の観点からも高く評価されます。
3. 高配当と健全な財務体質
建設業界は、**高配当**を出す企業が多いことで知られていますが、鹿島建設もその代表格です。その理由は、安定した事業基盤と高い収益力にあります。
同社は、安定した受注残高と高い収益性を背景に、**潤沢なキャッシュフロー**を確保しています。このキャッシュフローを、株主還元に充てる姿勢が非常に明確であり、高い配当性向を維持しています。また、健全な財務体質(自己資本比率の高さなど)も強みであり、景気変動や予期せぬ外部環境の変化に対しても、揺るがない経営基盤を持っています。
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鹿島建設の懸念点も忘れずにチェック!投資リスクと課題
どんな企業にもリスクは存在します。鹿島建設への投資を検討する上で、注意しておきたい点も確認しておきましょう。
- 景気変動・公共投資の動向リスク: 建設業は、景気や国の公共投資に大きく左右されます。世界的な景気後退や、政府の建設投資の抑制があった場合、新規プロジェクトの受注が減少し、業績が悪化するリスクがあります。
- 資材価格・人件費の高騰リスク: 建設資材の価格や、建設現場で働く技術者の人件費が上昇した場合、コストが増大し、企業の利益を圧迫する可能性があります。
- 労働力不足のリスク: 建設業界全体で、技術者や技能労働者の高齢化と人手不足が深刻化しています。これが、将来的な成長のボトルネックとなる可能性があります。
これらのリスクをしっかりと理解した上で、ご自身の投資判断を行うことが非常に重要です。
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鹿島建設はなぜ優良さ80点?その根拠を徹底解説!
鹿島建設を「優良さ80点」と評価した根拠は以下の通りです。
- 【高評価ポイント】
- **スーパーゼネコンとしての揺るぎない地位:** 高い技術力とブランド力で、大規模プロジェクトを安定的に受注できる。
- **安定した収益基盤:** 受注残高が高水準であり、将来の収益が既に見えている。
- **社会課題への貢献:** 防災・減災や脱炭素といった、社会に不可欠な分野で事業を展開している。
- **高配当:** 安定したキャッシュフローを背景に、高い配当を継続する姿勢が明確。
- 【課題・リスクによる減点ポイント】
- **景気変動・公共投資の動向**といった外部環境に左右されるリスク。
- **資材価格・人件費の高騰**によるコスト増のリスク。
- 建設業界全体の**人手不足**。
これらの多角的な要素を総合的に判断し、その技術力と事業の安定性、社会貢献性を高く評価しました。しかし、景気や外部環境に左右されるリスクがあるため、80点としました。短期的な変動は大きいかもしれませんが、長期的な視点で、社会の根幹を支える企業に投資したい方にとって、非常に魅力的な銘柄と言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか?鹿島建設は、私たちの暮らしを豊かにする、非常に重要な企業です。その魅力とリスクをしっかり理解した上で、あなたのポートフォリオの一部として検討してみてくださいね。
※本記事は、筆者の個人的な見解に基づいており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。