みなさんこんにちは、満田です
今週はわんちゃんの輸血と献血について紹介していきたいと思います
大切な家族であるわんちゃんにもしものことがあった時、他のわんちゃんからの輸血によって助かる可能性があるということをご存知ですか
例えば大きな手術や怪我によって大量出血してしまった時、造血組織の機能不全や貧血などの時に輸血が必要になることがあります。
わんちゃんの血液型
わんちゃんの血液型は13種類以上あるといわれており、日本ではそのうち9種類が認められています。
そんなにたくさんあると輸血時に適合する型を見つけにくいのではと思うかもしれませんが、血液型が1人につき1種類の人間とは違いわんちゃんは1匹がいくつかの血液型を並存しているため、適合する血液を見つけることは難しくはありません。
ちなみに...人間と違ってわんちゃんの血液型と性格は無関係です
わんちゃんの性格は社会化期の過ごし方によって大きな影響を受けるといわれています。
もし血液型が性格に影響するとしたら、わんちゃんはいくつもの血液型を並存しているためかなりややこしくなってしまいますよね
日本の輸血事情
アメリカやイギリスにはわんちゃん用の血液バンクがあり、ドナー登録をしているわんちゃんから採取した血液が常に保存されているため、緊急時にはそこから必要な血液を入手することができます。
一方、残念ながら日本には公的な血液バンクは存在しないため、輸血ができなかったり間に合わずに命を落とす子が年間数千頭もいるのだそうです
では、現在の日本では輸血が必要になった時どのように血液を確保するのかというと、病院で飼われている供血犬、家族や友人のわんちゃん、動物病院や獣医師会によって作られた輸血医療ネットワークに登録しているドナー犬の中から血液を分けてもらいます。
血液は長期間の保存が難しいことや、新鮮な血液の方が失われる成分が少ないなどの理由から、基本的には輸血が必要になってから献血が行われます
緊急時に少しでも早く適合する血液を見つけるため、健康なうちから検査をして愛犬の血液型を知っておくといいのだそうです
来週はドナー犬にはどのようなわんちゃんが向いているのか、また献血を行うメリットなどについても詳しく紹介していきたいと思います
それては今週はこの辺で失礼します
写真は愛犬あいらです
最後までお読みいただきありがとうございました!
Villa MARINA 研修生 満田