みなさんこんにちは、満田です




先週のブログでは、ティアハイムからわんちゃんを引き取るには厳しい審査があるとお話しました。
今週はその審査についてや、引き取りまでの流れを詳しく紹介していきたいと思います




ティアハイムでは、インターネットやテレビ番組、電車内の宣伝等を通じて保護されている動物たちの里親を募集しています。


里親希望者や一般の観光客は、自由に施設内を見学できるようになっています。





ティアハイムで保護されている全てのわんちゃんの部屋の前には、その子の情報が詳しく書かれたカードが掲示されています。
そのカードには
名前 性別
年齢 種類
性格 病歴
癖    食べる量
保護された日付
保護されるまでの経緯
などが詳しく記載されており、病歴のあるわんちゃんは獣医師による診断書も一緒に貼り出されているそうです


里親希望者は、それらの情報を参考に自分の家庭に合ったわんちゃんを探します。




しかし、いくら希望者がいるとしても安易に新しい飼い主に引き渡すことはできません
わんちゃんたちにとって、新しく引き取られる環境が前の生活環境より良い環境でなくてはならないからです


引き取りを希望する場合はまず初めに面接による審査を行います。
面接では
その動物を飼うことを本当に望んでいるか
旅行中に世話をすることができるか
動物病院に通える環境にあるか
留守番をさせる時間が長くないか
などを確認します。




引き取るわんちゃんの選択や決定は、ティアハイムに何度も(長ければ1ヶ月以上)通い、自分や家族、先住ペットとの相性を確認してからになります


引き取りには身分証明書が必要で、
わんちゃんの場合はマイクロチップの装着、避妊・去勢手術、予防接種等の費用として、約220ユーロ(32,000円)かかります。


また、引き取りから数週間経過するとティアハイムの職員が家庭訪問を行い飼育環境をチェックするそうです。
この訪問は抜き打ちで行われることもあり、わんちゃんたちが良い環境で暮らせているかを確認するのと同時に、譲り受けた人が業者などにわんちゃんを引き渡すことを防ぐ目的も含まれています注意







日本では、愛護団体に保護された子に里親が見つかるまでには数ヶ月~数年かかるといわれています。
一方、ティアハイムに保護された子は平均で1~2ヶ月、早ければ約1週間で新しい里親が見つかることもあるんですよ






わんちゃんたちの性格やティアハイムに保護された理由などを知った上で、家族に迎える子を慎重に決められる仕組みだからこそ、多くの人が安心して利用できるのではないでしょうか


それでは今週はこの辺で失礼します

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写真は愛犬あいらです


最後までお読みいただきありがとうございました!



Villa MARINA 研修生 満田