西麓の良さは何と言ってもその懐の深さでしょう。

中山道と甲州街道の分岐する下諏訪宿には歴史を感じさせる

遺構が数多く残っています。

諏訪神社の総本山 上社(前社、本宮)、下社(秋宮、春宮)と

立派な4社で構成され、7年に一度の御柱祭では地域を挙げてモミ

の大木を社の四隅に立てる勇壮な祭りが催されます。諏訪湖を挟

んでこんな規模の神社が立ち並ぶ光景、ヒトにそれをさせた霊的

な力を感じてしまいます。

春宮 参拝客は割と少なめですが、感じさせてくれる

霊的なパワーには何ら変わるところがありません。

そそり立つ御柱 昨年山荘地域で開催されたの御柱祭りに

参加することで1,200年続く諏訪っ子の気概を少し知るこ

とが出来ました。御柱の示す姿が象徴的です。

隣接する万治の石仏

よろず治まりますようにと唱え、時計回りに

石仏の周りを三回周り、よろず治まりました

と唱えると願いが叶うとか。

下諏訪は中山道と甲州街道の分岐点で温泉も湧く

ことから古くから多くの客で賑わったそうです。

こんな日帰り温泉が何軒も連なります。淘汰された店の

跡も数多く、昔は賑わったんだろうな。

春宮と秋宮を結ぶ街道沿いにはあちこちに湯が湧き出て

自由に使うことが出来ます。かすかに硫黄の香りがしま

す。この季節は有り難いですね。

古民家が資料館として開放されています。

静岡は戦災で焼けたせいか、旧家が軒並み

残る風景には驚きを感じます。

秋宮 銅製の立派な鳥居

遠い昔 寄進した人々の名が刻まれています。

幹線に近い秋宮は三が日を過ぎても初詣客で賑わって

おりました。

秋宮近くの中山道、甲州街道分岐にある新鶴本店の和菓子

1873年創業 本来塩羊羹が名物の菓子舗 思わず入りたくなる

風情があります。小豆あんが淡い色に炊かれ、美味でした。

shinturu.com

6年前の全面結氷「御神渡り」以来出現の無い諏訪湖温暖化

でもう諏訪湖では見られないんじゃないかという声もありま

すが、1月7日の湖面には凍る気配は見えず。マイナス10度

以下が数日続くこと、という条件のハードルは年を追うごと

に高まる一方のようです。あの感動する風景が見られる日を

諦めずに待ちたいものです。

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