今日は家康公の誕生日(12月26日説もあり)ということ

で静岡に来て2回目の久能山参りに出かけました。平日な

がら多少の賑わいを予見して行ってみたのですが。

いつもの久能山と変わらない、静かな佇まいでした。

駐車場のおじさんも手持ち無沙汰。

ロケーションも歴史的価値もビジュアルもばっちり

なのに、勿体ない気もします。シーズンに入れば周

りのイチゴが店に並び、少し賑わいが増します。

前回は反対側のロープウェイだったかな。正面はるか

高く、一の門が見えます。あそこまで登るんだな。

あの家康公の墓所 国宝と重要文化財だらけの

凄いところであることを改めて知った次第。

つづら折りに続く石段。見た目よりも粗く登りにくい

ので、すぐに息が上がります。先の先まで見える石段

がプレッシャーをかけます。

もう着くかな、と上り詰めるとまた次の階段が・・・

見下ろすとここまで登ってきた階段が・・なんとなく

人生を顧みるような そんな気がしてきます。

ようやく一の門へ辿り着く

見下ろすと太平洋と出荷間近のいちごが育つ

ビニールハウスが並びます。

社殿参拝と博物館セットで800円チケットを購入

して境内に入ります。自然と雰囲気が変わること

がわかります。

門をくぐると寒桜が花開いていました。

1月に桜を見たのは初めてです。

おや、つい最近見た愛嬌のある顔 ヤマガラです。

サクラを器用に切り取って蜜を吸って居る様子。

こちらはそれが本業のメジロ

互いに争うこともなく仲良く花をついばんでいました。

プラモデルの始まりが静岡であることは知っていましたが

東照宮を造営するために全国から細工職人を集め、完成後

も駿府に残った子孫がその後のプラモデルの起業に関わっ

ていることを知り「そうだったのか!」と一気に腑に落ち

てしまいました。

この細かく、きらびやかな作りは当時の技術の粋が

集まっているんですね。今日も職人さんが修復作業

を続けておられました。

家康公の神廟 ここに埋葬された当初は小さな祠

だったそうですが、三代将軍家光公の時に石造り

に造り替わり、明治時代以降は神廟と呼ばれてい

るとのこと。

興味深かったのはこの銅製の灯籠に書き込まれていた

元和3年4月17日江戸鋳物師大工伊馬、椎名の筆跡です。

元和3年といえば1617年東照宮が完工した年。石に刻

まれた署名と違い、400年以上経過してもその息遣いが

感じられるようです。

それと不思議なことが一つ。境内で撮った写真は何故か

こんなふうに白くくもったものが多く、レンズのせいか

と思ったのですが・・・。

外に出ると元通り。ちょっとスピリチュアルな

ものを感じて東照宮を跡にしました。そう、博物館

の展示物も家康公の質素な人となりが感じとれる充

実した内容でした。大河が進むに従い、訪れる人も

増えてくるのではないでしょうか。

悪戦苦闘した1,159段の階段は降りるときはあっと

いう間でした。県外の方も是非お越し下さい。

最後までお付き合い下さり有り難うございました。

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