いえ/小野寺史宜 | VIKI(びき)のブログ

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いえ/小野寺史宜

 

 

 

帯をはずすと

 

 

 

本屋大賞第2位の「ひと」、同じ地域が舞台の「まち」に続く「いえ」

3部作の最新作

下町荒川青春譚 第3弾

小野寺さん作品は4冊目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妹と二人での会話のくだり

妹の若緒がたまにあの夜の荒川みたいにどす黒い気持ちになる

と打ち明けるシーン、よかった

 

 

 

気遣い合う家族

 

 

 

若緒は

一度、そのどす黒い気持ちを文字にしてノートにとにかく書き殴ってみたら

実際の気持ちとは少し違うような気がしたと

 

その文字で書いた言葉に気持ちが引っぱられそうで、何か、いやだった

 

 

 

自分の意思でいえを出たのに

自分の意思で帰るきっかけを作れずにいた母に

妹の就職祝いをやろうよ、だから帰ってきなよと言い

 

「帰ってきてよ」

 

と言い直す傑

 

 

 

 

「うれしいことを言ってくれるのね。さすが長男」

 

「ありがとうね。傑」

 

4日後に帰ってきた母

 

 

 

傑の彼女、美令

自分のお父さんは逮捕歴があると明かし

 

「大河くんを許せなきゃ、自分のことも許せないと思うよ」

 

 

 

言われて傑は

 

一度の過ちを許せない?過ちを犯した人はもう身内ではない?たぶん、おれは美令にそう問われてる

 

確信をつく彼女

多くを語らない系の

 

 

 

 

謝罪をすること自体も、やってみたら思いのほか気分がよかった。そしてたぶん、そのことが後押しにもなった

 

この後、主人公傑は気にかかっていた案件を一気に片付けようとばかり

謝罪しまくる

 

 

 

 

 

今自分で言ったとおり。おれはいやなやつだ。人の好き嫌いも、たぶん多い。それはもう認めるしかない。この先もそんなには変わらないだろう。ただ、嫌いな人が嫌な目に遭えばいいとは思わない。幸い、そう思うようにはできてない。それだけが救いだ。

 

 

人間、ものの感じ方は変えられない。これはちょっといやだな、と感じてしまうのはしかたない。でも感じたあとの行動を変えることはできる。こうは動くまいと努めることはできる。その意味でのみ、人は変われる。ただし、とても難しい。それは、生きてるあいだずっと自分を律しつづけるということだから。

 

 

 

 

 

登場人物一覧表、舞台となっている平井近辺の地図、試し読みまでついてる

祥伝社の特設サイト

 

 

 

 

 

 

 

 

25才、ずいぶん良い人な主人公の青年

という描かれ方は3作とも統一

それでも少しの黒い気持ちを抱えて

 

 

 

謝って許されて

許して

問題あるけど折り合いをつけてベターを探していこう

 

 

 

裏表紙

 

後ろを歩く妹から見た主人公、かな