未完成でも | VIKI(びき)のブログ

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先日の、『題名のない音楽会』

 

先月、72歳でお亡くなりになった

ピアニストの中村紘子さんを偲んで、

『中村紘子の音楽会』と題した追悼特集でした。

 

 

 

『中村紘子の音楽会』

↑ 題名のない音楽会の公式サイトです

 

 

 

番組のラスト 「今日の格言」 というコーナーで紹介されていた言葉。

 上手い人は山ほどいる。大切なのは聴き手になにを伝えるか。 

 ~中村紘子~

 

 

この追悼特集の中だけでも、上記以外にも

心に響く紘子さんの言葉がたくさんありました。

 

 

 

近年は、

国内外の若手ピアニストの育成にも力を尽くされていらした紘子さん。

 

 

 

追悼特集で再び紹介された、2007年放送の回。

分かりやすく楽しい指導で、大きな反響を呼んだという、

中村紘子さんによる公開レッスン

 

 

 

 

オーケストラをバックに、大勢の聴衆を前にしてのレッスンにもかかわらず、

マイクを通した大きな声で若い生徒に語りかけるその口調は、

とても身近で!

まるで二人っきりでレッスンする、

通常のピアノの個人レッスンのような

親身で、温かく、飾らずわかりやすいことばを使ったレッスンで大変感激しました。

 

 

 

 

 

紘子さんのアドバイスは非常に具体的で、

自らの手で、指で、身体で情熱的に伝えてくださっていて。

 

 

 

全力で向き合ってくださるその姿勢は、エネルギーに満ち溢れています。

教わる方にも、全力で吸収する覚悟が必要。

 

 

 

印象に残ったあるシーンでは、

和音を押さえる手を、クレーンゲームのクレーンのアームに例えていました。

 

身振り手振りを交えながら

「あれ(アーム)みたいに、カッてやるわけ。」

「ここが(楽譜を指さして)キャラメルだと思ってぎゅって(実際に鍵盤を押して)つかんでみて」

 

生徒の男の子が弾いてみると、

「そう、 もっとね、もっとねえ、ぎゅって(男の子の肩をつかんで)にぎるの。 ぎゅっ」

 

男の子、思わず笑みがこぼれると、すかさず

「はい、やってみて。」

 

男の子が弾いてみると、すぐに

「そう、 そう、そう、  そう。 音が全然変わるでしょ。」

 

 

 

 

 

「どっか、 まだ未完成でも、

う~っ 聴いてちょうだいっ って引っ張るものを、

もっともっと育てること、

それがね、演奏家になるためにはとっても大切だと思います。」

 

 

 

ピアニストのみならず、

すべての表現者に通じることば。

完成を求めて探求し続けた、中村紘子さんのことば。

胸に響きました。

 

 

 

そして番組は、

次のように締めくくられ、最後に

ベートーベンの「皇帝」を演奏する、63歳当時の映像が紹介されました。

 

 

 

~ピアニストとして、

自身に厳しく、

常に新しいものを追い求め、

亡くなる直前まで、新たな演奏法を探求していた中村紘子さん。

 

後進の育成にも情熱を傾け、

時に、ユーモアを交えた愛情あふれる言葉で

周りの人たちを虜にしました。~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中村紘子さん

心よりご冥福をお祈り申し上げます。