みなさんさようなら/久保寺健彦
絶賛の帯がついていました。
第一回パピルス新人賞受賞作
「一生、団地で暮らしたい」
選考委員満場一致の新人賞受賞!
主人公が孤独になっていく切なさがいい。
作者は徹底してリアルな生活の細部にこだわった。
~石田衣良氏
鮮烈な一作をひっさげて、鮮烈な作家が登場した。
うーん。すごい。感嘆した。
~あさのあつこ氏
青春小説に革命が起きた!
とにかく最初の数頁を読んでください。
面白い物語のみが持つ圧倒的なパワーに触れ、グイグイ引き込まれていく筈!
村上龍「コインロッカーベイビーズ」、村上春樹「ノルウェイの森」の如く、永遠に読み継がれる青春のバイブルとなり得る本当の輝きに満ちた大傑作の誕生に興奮を抑えられません!!あらゆる時代の小説好きに絶対読んで貰いたい!そしてこの途轍もない傑作の誕生を目の当たりにして欲しい!
-文芸書の達人 梅原潤一氏絶賛!(有隣堂横浜駅西口店)
うーん!
これは大傑作! ←同意!!
ぜんぜん知らない著者に、ぜんぜん知らないパピルス賞。
「とにかく最初の数頁~」 でグイグイ引き込まれはしませんでしたが。
すべてが、ていねいに書かれている。
そして完璧なる一人称、主人公目線で。 ←これ貴重!
このリアルさには、ノンフィクションですかー?
体験談ですかー?
とつっこみたくなってしまうほど。
もうひとつ、
ズシンとくる重みというか
読み終わった後も物語を引きずってしまうほどのものがないのは、
この題名、
【みなさんさようなら】 から連想するもの、
本を手に取ったとき、愛別離苦(あいべつりく)
がしっかり描かれているのかなと期待してしまったこともあり、
終わり方に何だかひょうしぬけしてしまったからか。
主人公の渡会悟が小学校を卒業してから30才までが描かれているのですが、
思うに、
最後の10数行、、、
それで終わりですか~!!
【みなさんさようなら】という題名、
幼児や子どもが帰りの挨拶で言う、「先生さようなら。みなさんさようなら。」
に掛けているらしいのですが、
大人になってからの苦悩と喜びをもっと見たかった。
途中が良かっただけに、なおさら。
そして願わくば、
団地の配置図?なるものを付録に付けてほしかった。
と思いながら読んでいたら、ありました!!
カバーをとったその表紙部分に!!
これ、始めから気づきたかった。
読み終わってから発見したので。
やっぱり紙の本はいいよね。
内容もさることながら、
内容が良ければよいほど、
その装丁までも味わい尽くしたいものです。
映画化もされているのですね。
みなさん、さようなら
劇場公開日 2013年1月26日
解説
「アヒルと鴨のコインロッカー」
「ゴールデンスランバー」
の中村義洋監督と濱田岳が5度目のタッグを組み、
久保寺健彦の同名小説を映画化。
生まれ育った団地から出ずに生きる男の孤独や葛藤、成長を描き、
濱田は主人公・渡会悟の13歳から30歳までを演じきる。
1980年代に団地で生まれたごく普通の少年・悟は、
小学校の卒業とともに
「団地から一歩も出ずに生きる」
と決める。
中学校には通わず、
団地内のパトロールを日課に日々を過ごし、
やがて団地内のケーキ屋に就職。
同級生と婚約もして人生をそれなりに謳歌していたが、
時代の変遷とともに多くの人が団地を去り、悟は1人取り残されていく。
スタッフ
キャスト
久保寺さん作品、他も読んでみよう~。


