五十にして… | 二人乗り自転車~働く母の元気をシェア!~

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働く母の元気をシェア!ワーママ祝10周年!さとみの、同志へのメッセージと笑顔のシェア、そして半人前だけど「親業」報告日記。

先日のこと。

 

オットという人がみやぴんを実家に迎えに行ってくれたので、私は実家に寄らなかった日。

用があったので母に電話をすると、待ってましたとばかり。

 

フネ「あのね。あなたから電話がかかってくるの待ってたの」

 

サザエさん「どうしたの?」

 

母から急いた様子で話があるときは、良い話ではないことが多い。特に最近の母は小さな体調不良がポツリポツリとあるから、こちらも身構えてしまう。

 

フネ「H(兄貴)から連絡あった?」

 

サザエさん「別に何も。どうかしたの?」

 

フネ「Hね、東京に転勤になったんですって。」

 

サザエさん「へーっ!五十にして初めての一人暮らし?笑」

 

フネ「あなたね、そんな呑気な話じゃないのよ。」

 

サザエさん「いつだって?4月?」

 

フネ「それがね、よく分からないのよ」

 

なんでも、用事ついでに夜10時過ぎに母のところに来て「俺、東京に転勤になった」と言って去っていったらしい。

 

フネ「よく分からないからしっかり話をしたいんだけど、あの子もTさん(義姉)も忙しいでしょう?」

 

サザエさん「じゃーLINEでもして聞いてみるわ」

 

フネ「そうしてくれる?」

 

おお。母がうろたえている。

何事にもあまり大きく動揺しない母が。

しかも、50過ぎた子どもの転勤話で。笑

 

LINE

 

LINEキャラクター<ちょっと!東京に異動になったって何?

 

LINEキャラクター<知るか!俺が聞きたいわ!!

 

LINEキャラクター<Canterのお父さん役はうちのオットにさせるわ

 

LINEキャラクター<是非頼む

 

LINEキャラクター<お母さんのこと、よろしく頼むな

 

LINEキャラクター<それは頼まれた。安心して。

 

LINEキャラクター<で、いつ?

 

LINEキャラクター<着任4月1日付け。引き継ぎとかの関係で実際はもう少し後になる

 

LINEキャラクター<Tigerと一緒に住むの?

 

LINEキャラクター<それは分からん

 

LINE

 

翌日、仕事が終わって実家に帰ると、母がコーヒーを淹れてくれる。普段は私が淹れるのに。話してほしいんだよねぇ。笑

 

フネ「色々と忙しいと思うから、せめてTさんだけでもいれば話が聞けるし、何かできることがあればと思ってあの子の家に行ったんだけど、全然皆いないのよねぇ…」

 

サザエさん「兄貴に連絡したよ」

 

フネ「で、あの子なんだって」

 

サザエさん「かくかくしかじか」

 

深く長い溜息が続く。

お母さん、ショックなんだなぁ。

 

フネ「私ねぇ…それほどあの子と顔を合わせるわけじゃないし、あの子に頼ってるつもりもなかったんだけど、いざ『東京に行く』って聞いたら、やっぱり頼りにしてたのね。いてくれることで『何かあっても大丈夫』って安心してたんだわ。私、今すごく不安なのよ」

 

サザエさん「それが息子っていう存在なのかもね。でもさ、『何かあったら』っていうのは私がいますよ?」

 

フネ「そうねぇ笑。この前(あばらにヒビが入ったとき)みたいなことも、もしかしたら病院で下着を脱ぐとかしたら、あの子の前じゃできないものねぇ。そういう点ではやっぱり娘だわねぇ笑」

 

サザエさん「お母さんは何が一番不安?」

 

フネ「それはもう、あの子の健康!!」

 

サザエさん「結局そこ!?笑」

 

フネ「だってあの子みたいな子が一人暮らしなんてしたら、それこそめちゃくちゃな生活をしそうじゃないの!しっかりしたお嫁さんがいるからなんとかなってきたのに、一人になったらもうハチャメチャに決まってるもの!!」

 

母、兄貴を信頼してるが信用してない汗

っていうか、心配の種を母が自分で作り出してしまっているなぁ。

八十も半ばを過ぎたら、もう少し荷物を下ろして楽に呑気にしていてくれた方が良いのに。苦笑

 

いや、でもそれはそれで母の「生きがい」でもあるから難しいところなのだが。

 

さしづめ、兄の「五十にして知る天命」は、母の予想を良い意味で超えて、穏やかに日々を過ごすことかなー笑

 

と言いつつ、私もか。笑