3月18日、気づけば結婚12周年でした。
干支が一回りしたんだって。あららびっくり。
それだけ、日常は穏やかなのだということでしょう。
12年、日々の山谷はあっても、無事に過ごせていることに感謝。
今年の結婚記念日は、みやぴんのうれしい日と重なりました。
中日新聞社主催の「中日書きぞめ展」初入賞(推薦)。
授賞式への参加はみやぴんがいただいた賞のもうひとつ上の席次から。その為、みやぴんは書道教室の先生を通じて既に賞状と記念品(トロフィー)を受け取っていたのですが、作品を飾っていただけたので見に行くことに。
11月下旬からは年始に行われる熱田神宮書き初め会のお題ばかりを集中して書いていたのですが、それに次いで書いていたのが今回の受賞作品。
普段の半紙と違い、長半紙に書くのはバランスが違うので大変だったと思うのですが、非常によく書けたなと感心しました。
何より、題と文字そのものがよく合っていて清々しく深呼吸したくなるような文字を書けたと、親バカではありますがそう思います。
文字に興味を持ち、あちこちに文字らしきものを書き始めた保育園の頃。
年中の頃には読める字が書けるようになったものの、書き順や体裁が違ったり、書き方そのものが乱雑だったりして、気付いた都度「本当はこうなんだよ」と修正するように声を掛けていました。
でも、興味の赴くままに、とにかく書きたいばかりのムスメの耳には届きません。
親が言うより他人が言う方が聞けるよね、ということと、みやぴんが一人でも歩いて行けるくらいの距離に書道教室があったので「小学校に上がる前に字を書く基本が身に着けられたら」と年長になるタイミングで習い始めたお習字。
しかし、教室は「書き方教室」ではなく「書道教室」。
先生はとても厳しい。
その教えに忠実に書くことを続けると、単に「字を書く」のではなく「書」になり、それは芸術の一分野なのだと感じます。
みやぴんの書くそれも、次第に「書」になってきました。
3年生が終わるくらいの頃、先生はみやぴんのことを「あと一年くらいこの調子で頑張ったら、劇的に伸びるときが来るから」と言ってくださったのですが、もしかするとそれが来つつあるのかもしれません。
今回の書は、滅多なことでは褒めない私の母も「あら、これはとても上手に書けてるわ。これで最上位じゃないなら(みやぴんより上の方の)賞をもらった子は一体どんな字を書くの?」と言うほど。
おばあちゃんはそう簡単に褒めないと知っているムスメは、ニコニコじんわり嬉しさを噛み締めていました。
素晴らしい書をありがとう、みやぴん。