リタイア記念、一ヶ月で回るフランス・スペイン・ポルトガルの旅ももう終盤。
自分で予定立てたのですが、立ててる時からきついのでは、とそれもあって恐怖に思っていましたが、その通りでした。
期待を裏切らないというか、想像したとおりのことがただあった。
今回の旅の目的は、建築の旅でした。
私は建築が好きで、それで建築デザインの通信大学に入って6年で卒業したぐらい。
劣等生でしたが。。。。
仕事との両立が難しく、2年休学したので正味4年かな。
学芸員の資格もとったので、3年の予定が4年になってしまったが、ものすご~く大変だった。
これはまた書こう。
例えばですが、コルビジェのロンシャン礼拝堂に行くのに、INとOUTが別の場所なのでトランクを持っていく必要があり、でもこういう修道院がある場所はたいてい高台で、となると急勾配の坂道はつきもの。
ちょっとすごく必死に坂道をゴロゴロしていく自分を想像できていました。
そうそう、ロンシャン礼拝堂ですがロンシャン向かう電車の中で位置確認でGoogle先生をみたら「営業していない」とあって、びっくり!
「ええークローズなの!?地球の歩き方にはほぼ無休とあったのに??」
びっくりとがっかり。
仕方ないので、外観だけ拝もうと思っていたら、ロンシャン礼拝堂はオープンしていました。
普段は地球の歩き方より正確で信じてるなGoogle先生、間違えることもあるのですね。
でも、何かの休日かもしてないです。坂の下にあるインフォメーションセンターが閉まってました。
そう、インフォメーションセンターから先は坂でした。
インフォメーションセンターが開いていれば、荷物預かってもらえたかも。
でもクローズなので仕方なくトランクを必死に坂をあげながら歩く。
機内持ち込みサイズなのですが、今回は1ヶ月なので幾分いつもよりも重くなっていて、想像したとおりものずご~く大変でした。
自分がスケジュール組んだんですがね。
一泊で移動することも多いし、朝早い列車や飛行機も多い。
今日も5時半ぐらいの列車なので、ほとんど寝てません。というか、寝過ごしたくないので寝なかった。
横にならないで寝て、ウトウト3時間ぐらい。
その上、ドミトリーです。
今回、日数が長いのと宿泊費の高騰で、ドミトリールームも半分ぐらい使っています。
ドミトリールームでも、日本のビジネスホテルぐらいするので、日本人からするとそんなに安くないです。
コロナになる数年前にヨーロッパに行ったときと比べて、ホテル代からご飯代まで、倍ぐらいになってる感じ。
そして、日本人をあまり見かけない。
アジアでは中国人と韓国人を見かけます。
日本という国が貧乏な国になったということが、よくわかる。
こんなに高かったら、ヨーロッパ旅行は難しいと思う。
旅も終盤ですが、自分ではそんなことはないと思うんだけど、気が緩んだのかスマートフォンをなくしてしまうという、一大事件を発生させてしまいました。
カサレスという、白い村での出来事です。
カサレスは前から行きたいと思っていましたが、1日にバス2本と、非常に行くのが難しくなかなかいけなかったのですが、この機会に行くことを計画し、コロナ以降の情報がないので不安でしたが、特に問題もなく到着して1泊しました。
戻るとき、早朝のバスに乗り込みましたが、乗ったときにスマホがないことに気づく。
そんな馬鹿な、持って出てきたはず。
今や旅でのスマートフォンは、命、パスポートの次に大切なものです。
これがないと、ホテルにも着かない。Google先生に頼り切りな私。
バスから降りて、ホテルに戻り部屋を探したけどやっぱりなく、ホテルからバス亭までの6分ぐらいの道を何回もあるいて、目を皿のようにして、駐車している車の下もくまなくみて、でもやっぱりないのです。
狐につままれたような感じ。
ホテルの女将さんはスペイン語しかわからないのですが、察してくれたようで、部屋を再度提供してもらい、朝早いので食べないでチェックアウトした朝食も出してもらい、「ポリスに行くといいよ。」とアドバイスもいただきました。
ポリスに行くと、動揺して英語が支離滅裂な私に、スマートフォンの翻訳機で日本語からスペイン語になおして事象がを理解してもらいました。
Gmailなどで位置がわかるとのことで、ポリスのPCで入れてみましたが、うまく追跡できず。
その後、バス会社に電話してもらってあることを確認!!
どうやらバスの運転手さんが拾ってくれたようです。
大喜びの私。
その場で小躍りしました。(本当に踊った60歳)
バスで気がついたので、もしかしたらそうかも、だからそのまま乗っていってしまおうか、とも頭によぎりましたが、3番目に大切な物、それはできず降りてしまいました。
警察の確認があるので1時間後に着てくれというので、1時間後にいったら、本当に私のだった。
もう、感謝感激雨あられでどうしてよいのかわからず。
その後、落とし物の書類などを作成していただき、サインして無事私の手にもどりました。
馬鹿な日本人まるだしです。
この後カサレスに行かれる日本人、すみません。
帰りのバスに乗ろうとしたとき、朝の運転手さんがいて「このスマホ」みたいなことであったので、この方が拾ってくれたようです。
「ムーチョ グラッシアス」としかいえませんでした。
宿の女将さん、ポリスのかたがた、バスの運転手さん、感謝しても感謝しきれません。
この後も気を引き締めて行かねば!


