昨日テレビ東京「カンブリア宮殿」を見ました。
高齢者専門の人材派遣会社「株式会社高齢社」を取り上げていて、会長(創業者)上田研二氏が出演されていました。
すばらしい信念をのもと経営されている方で非常に感銘を受けました。
高齢者に働く場と生きがいを提供されていて、働いてられる高齢者の方がとても生き生きしていました。
派遣先にうけているのは、休日出勤でも割増賃金なし、経験を積んだ即戦力で仕事の質が高いからです。
高齢者は毎日が休日みたいなものだから土日勤務も歓迎、週30時間未満勤務なので社会保険も割増賃金も必要ないのです。
高齢社が雇時に派遣社員に提示している就労時の心得がまたいいのです。
●あいさつは自分から
●過去の成功談(自慢話)は言わない
●言葉で人を導く人 尊し
働く姿で人を導く人 さらに尊し
後姿で人を導く人 もっとも尊し
そして、派遣社員に「我々は社員第一に考えるので、社員はお客さん第一に考えてもらいたい」と言う。
上田会長は小学生の頃、父親が失業し家計が苦しくなった体験から、収入のない生活がどんなに悲惨なものかわかっているので、「経営者は絶対にリストラはやってはいけないという思いが非常に強い」と言う。
東京ガスから業績不振の関連会社社長に就任したとき社員に「絶対にリストラはしない!」「雇用の確保を大前提に社員、協力企業を大切にする経営を行う」と誓い、5年で再建を成し遂げたのです。
リストラしないと会社全体がつぶれてしまうという言い訳けを正当化する会社が多々ある中で、「会社の経営は99%社長の責任。経営に失敗した経営者は、まず自らの腹を切るべき」と言う。
「よく、うちの会社には人材がいないと言う人がいるが、自分だけが人材で、社員は人材でないということは絶対にない」と言う。
不況で大手メーカーから70人の契約更新がされず窮地に陥った時、いままで数社の大口派遣先に頼っていたのを多様な派遣先を開拓して窮地を切り抜いた。
上田会長曰く「売れない理由は必ず社内にある」。
売れない理由を相手のせいや不景気のせいにするなどの外部要因のせいにしないのです。
雇用が低迷する中で、高齢者の仕事を探すのは大変なことですが、「見つからないのは汗のたらし方がたりないだけ。せっかく登録してもらって仕事を出さないのは一種の詐欺のようなもの」と言う。
パーキンソン病の難病を患っても「私は起きたことはあきらめることにしているから立ち直りは早い。」と12年間トップで活躍されている。
「私は大変な時の方が好き、自分のためになるから。つらい時ほど自分のためになる。」と言う。
上田会長のすばらしい信念に共感できるからこそ社員も取引先も一生懸命になるのでしょう。
まさに経営者の模範であり、尊敬してやみません。
自分のことは棚に上げて、また、話のすりかえ、責任転嫁をしたり、リストラで会社の収益を改善するのは当たり前、株主も歓迎する、アメリカでは頻繁に行われているなど自分に都合のいい理論や後から取ってつけたこじつけ理由で正当化する会社が多い中、善悪の判断で正しい信念を貫き通されているのはすばらしいことだと思います。
高齢社は会社の規範であり、このようなすばらしい会社こそ評価され繁栄していって欲しいと強く思います。
詳細は下記をクリックしてご覧ください。(カンブリア宮殿公式サイトへ移動します。)

