中学受験は、子どもと親による二人三脚の営みです。

ただ、その過程には常に親の不安、見栄、虚勢といったノイズが入り込むおそれがあります。

だからこそ私は、親として自分が何を大切にするのかを、なるべく明確にしておきたいと思っています。

 

1. 結果ではなくプロセスを見る

受験である以上、結果は重要です。

しかし、偏差値や合否ばかりを追いかけると、子どもの挑戦する力そのものを縮ませかねない。

私は、結果だけでなく、どう考え、どう崩れ、どう立て直そうとしたかという過程を見ることを大切にしています。

そこに光を当てることが、自己肯定感と次の一歩を支えると考えているからです。

 

2. 最適な負荷を見極める

背伸びした環境が常に正解とは限りません。

高すぎる負荷は、成長より先に消耗を招くこともあります。

大きな集団の末席で削られるより、自分に合った環境の中で主体性と手応えを保てる方が良いこともあります。

私は、このレベル設定の見極めをかなり重視しています。

 

3. 両親の温度差をできるだけ減らす

受験期は、親の揺れがそのまま子どもに伝わります。

また両親の方針や温度感がずれていると、それだけで家庭が不安定になってしまいます。

もちろん完全に一致することは難しくても、大きな方向性は共有しておくべきだと思います。

親のエゴを持ち込まず、家庭としてどう支えるかを意識することが大切です。

 

4. 本人の意味付けを待つ

結局、受験を引き受けるのは本人です。

親が意味を与えすぎても、本人の中で納得できていなければ続きません。

だから私は、正論を押しつけるよりも、本人が自分なりの意味を見つけられることを重視しています。

そのためにも、負荷と休息のバランスを整えながら、自分で前に進める状態を守りたいと思っています。

 

こうして並べてみると当たり前のことかもしれませんが、これらは大切なこととして常に意識するようにしています。