■熊日(20261104)1面に「自宅付近で犠牲16人 断層帯から5キロ以内」という記事が出ています。

 

 さすがは地元紙、丹念に地図上に被害場所がポイントされ、この見出し通りと判断できます。スクープ的記事かなとも思いますね。19面には、その何人かを具体的に取材して、丹念に報道してあります。

 

 1面に曰く、

 

(大学教授は)八代平野で揺れが大きくなった要因に、地形的な特徴も挙げる。八代平野は球磨川など河川に運ばれた土砂によって平野が形成され、沿岸部は干拓されてきた。

 

 これで終わっています。この教授なのか、担当記者なのかはわからないのですが、次の視点が抜け落ちています。

 

■教師(私)は、子どもたちに授業で問うでしょう。

 

 この被害者(死亡)の地点が打たれた地図を見て、どんなことがわかりますか。

 

 当然、記事の見出し通り、「震源地より、断層に沿って、亡くなられている」とね。

 

 しかし、私は次の点が抜け落ちていると考えます。記者は、教授は、考えなかったのでしょうか。

 

 JR鹿児島線に沿って(新幹線ではなくして)、被害者(死者)が集中している。

 

 断層に沿っては間違いではないですが、むしろ、JRに沿っています。

 

■皆さんは、この理由をどう考えますか。

 

 村上の答えは、こうです。

 

 JRは縄文時代の海岸線であった!!(新幹線は江戸時代の干拓)

 

 縄文海進で、海はこの線路付近まで来ていました。だから、生粋の砂浜です。確かに、八代平野は干拓地です。しかし、それは江戸時代の新田開発のための干拓、つまり、土や石が多いです。

 

 しかし、この線路周辺はいわゆる、生粋の砂浜だと考えられます。

 

■何が言いたいか、教授や記者は、歴史的考察を追加したがよくなかったかということです。これをやらずして、物事は解決しないと考えます。

 

 物事は、縦横に見ていく必要があるのです。そうすれば、国道3号線の東側は一切、死亡者が出ていないということに気づくはずです。断層に沿っているのにです。理由は簡単です。ここには、古墳が集中しています。つまり、丘なのです。地下は岩なのだと思われます。当然、揺れたでしょうが、地盤が硬かったと思われます。

 

 事例を紹介します。10年前の地震で、日吉小学校周辺で、液状化現象が起きました。なぜでしょうか。震源地に近いとか、断層があったとかではありません。横に見ても結果は出ない、縦という時間経過を見ていくと、わかりやすいです。

 

 すなわち、この旧国道3号線のこの辺りは、むかし川床だった!!という事実、歴史です。だから、地下が砂だったというわけです。液状化しやすい環境にあったということです。

10年前の様子

 だからか、今回の地震でも、南区では液状化現象が起きています。

 

■そんなわけで、「断層帯から5キロ以内」という見出しより、「昔の海岸線に集中」としたがいいのかなと思いました!!!