■「部活動の送迎 悩む保護者」という記事が朝日(20260622)に出ています。

 

 根本的な問題、なぜ「そもそも遠征しなければならないのか?」という問題を感じました。そこには、メスが入っていません。

 

 私も部活担当を43年間のうち、35年間、担当してきましたが、近隣校への練習試合、あるいは球場(試合会場)への本番試合で、保護者に部員の送迎をお願いしてきました。

 

 というか、保護者による後援会が、宣誓書(事故が発生しても意義を唱えません)を書いてもらっての「お願い」でした。

 

 学校長より担当者は子どもは乗せるなという指示のもと、私は何を運んだか、試合で使う道具一式です。小学校の野球部といえども、道具は多いのですよね。トランクに入らないものは、後部座席に乗せての移動でした。

 

 それで、保護者間にも、乗せる親、ノーマークの親がいて、これでも若干、「温度差」が生じるのですよね。

 

■まず、一つ言いたいのは、使う人がそれ相応のお金を払うべきだ!という問題です。

 

 記事にこうあります。

 

「先生の善意と熱意に支えられてきた。負担をかけてしまうが、このままお願いしたいのが親としての本音だ」

 

 とある保護者の意見が紹介してありました。多くの保護者がこの感覚なのだろうなーと思います。

 

 こんなことをしているから、教育=ブラックとなる温床があるのですよね。

 

 やるならやるで、それ相応のお金を払う必要がある!!

 

というのが、「正論」ではないでしょうか。バスを借りるなら正規に借りる、社会見学旅行と同じでしょう。それができないなら、教師の善意に頼るのではなくして、するべきではありません。

 

 好きな教師はいいです。しかし、「異動」のある現場では、そうはいかないのですよね。もっというと、部活で異動が左右されるという問題も浮上してくるのではないでしょうか。逆にそれが別の問題を生まないとは限りません。

 

 個人旅行に行くのに、他人に、あるいは行政に払ってとは言えないですよね。それと同じで、活動にはお金は欠かせません。

 

 払わないのなら、させるべきではありません。違う道を歩めばいいのではないでしょうか。人生にはいろいろな複線思考が重要です。こだわるべきではないと考えます。

 

■そもそもなぜ遠征させる必要があるのかという問題です。しかも、遠く離れた県外までです。勝利至上主義がまかり通っているという裏返しでもありますよね。

 

「勝てば官軍」という言葉があります。私も、それを幾度となく、感じてきた一人です。いい時はいいけど、負けが混むとですね、小学校でさえ、悩みの種でした。2つのクラスを担当している(平日は担任、平日放課後も放課後(19時まで)と土日は部活)のと同じで、これを35年間、やってきたわけですよね。

 

 担任クラス以上、部活経営に気づかれしたものです。しかも、「無償」なのですよね。

 

 もっと教育委員会が、行政が、文科省が考える問題ではないでしょうか。

 

■そういう意味では、同日、熊日の「部活移動の事故防止へ対策」「民間送迎、遠征に公的補助も」「安全確保と費用抑制が鍵」という記事が参考になるかとは思います。