海から空へ大物が!

 

1)朝日新聞(20251128)「地球規模で広がる 大気中プラ」

 

■今まで、マイクロプラスチックが海へと流れ込んでいるという話題がここ数年、ずっと言われてきたわけです。

 

 それで、スタバやマクドナルドなどが、ストローをプラスチックから紙製へと変えるなどの動きがありました。

 

 しかし、今、またプラスチック回帰が進んでいます。

 

■そして、この記事では、海から空へと、実はもう汚染がかなり進んでいるというのです。

 

 記事によると、富士山頂や北極でも観測されていて、これが豪雨を引き起こしているという研究もあるという内容です。

 

 つまり、海どころか、地球規模で汚染が進んでいるというのですね。

 

 結局は、海にたまったマイクロプラスチックが、低気圧で空中に巻き上げられ、それが水分と繋がって、雨を降らす、通常は水と油の関係ですが、太陽光で劣化して、くっつく関係になっているというのです。

 

 

2)最後は人体へ

 

■肺の手術をした結果から、肺胞の奥まで汚染されていることがわかったそうです。

 

 私は教職43年になりますが、3年間の車通勤を除き、全部自転車通勤です。しかも、大学4年間も自転車通学でした。

 

 これはどういうことか、普通の人以上に、このマイクロプラスチックを吸い込んでいる計算になります。

 

 ひょっとしたら、タバコを吸っている人と同じなのかもしれませんね。

 

3)解決の伏線はあった!

 

■1990年代後半に、「レジンペレット」というのが話題になりました。

 

 プラスチック製造工程で、小さい破片が川から海へと流れ込んでいる、これは海水で腐食し、魚の餌となり、最終的には人体へというニュースが流れたことがありました。

 

 いわゆる、「環境ホルモン」です。

 

 次のものです。私も、海岸に拾いに行ったことでした。大きさは5mm位です。

 

 

 この時、話題になっただけで、解決策を打ちませんでした。

 

 そして、今や、目に見えないマイクロプラスチックとなっているわけです。

 

 

4)防ぐ手立ては!

 

■記事によると、コナラがこれらを吸着するということで、街路樹としての対策も考えられているということでした。

 

 しかし、一番の解決策は、これです。

 

 プラスチックを使わない!

 

 考えてもみてください。

 

 私らが小さい頃は、菓子も飴玉も、お店に行くと、移植ゴテでそれらをすくい、袋に入れてもらっていました。今の60代ならわかるはずです。

 

 納豆にしても、木製の薄い包、経木(きょうぎ)に包まれていました。今みたいな発泡スチロールではなかったのです。

 

 つまり、不便な生活こそが、地球環境に優しい生活だということです。

 

 原点回帰、これこそが最大の解決策だと思います。