ソルガム!

 

1)朝日新聞(20251126)「トヨタ被災地で作るバイオ燃料」

 

■こんな記事が登場していました。

 

 リードを紹介します。

 

トヨタ自動車が、バイオ燃料の原料となる植物「ソルガム」の栽培技術を研究している。(中略)燃料の脱炭素化に取り組むことで、エンジン車への理解を取り付けたい考えだ。

 バイオ燃料といえば、これまた朝日新聞で数年前に、ブラジルでサトウキビをバイオ燃料にしているという記事が載っていました。

 

 その時は、確かブラジルで車が走れば、日本で砂糖が高騰するというようなニュアンスだったと思います。

 

 記事によると、福島は大熊町、居住制限区域の農地を借りて、このソルガムを育て、研究の結果、収穫量を2倍にする見通しが立ったということです。

 

 重要な場面を引用します。

 

収穫したソルガムに蓄えられた糖は、発酵させるなどしてバイオエタノールに精製する。それをガソリンに混ぜるとバイオ燃料になる。ソルガムも光合成によって二酸化炭素を吸収するので、トータルで見れば排出されるCО²を減らせるとの考えだ。

 トウモロコシやサトウキビからもできるらしいが、こちらは食料ともなるので、価格高騰の恐れがあるというわけです。

 

 実験では、ソルガム10トン分で1日あたり300Lのバイオエタノールがつくれるのだそうです。

 

2)ソルガムとは

 

■そのソルガム、一体なんぞや!という話になってきますよね。

 

 調べてみたら、な、なんと別名「こうりゃん」だそうです。

 

 これって、社会科の地理的分野で、中国の産物というのを習いましたよね。実物は見たことがないのですが。

 

 五大穀物の1つだそうです。

 

 五大穀物とは、米・小麦・大麦・トウモロコシ・ソルガムだそうです。

 

 さらに、ソルガムの別名は、モロコシ、たかきびとも言うそうです。

 

 

3)救世主になるかも!

 

■小見出しでは、次のようなものありました。

 

「福島で農地借り 原料のソルガム栽培」「安価な普及めざし実験 地力回復 地域貢献にも」とありました。

 

 耕作放棄地でやってもらいたいものですよね。