教員の労働時間



■2025年10月8日の朝日、熊日にこんな見出しの記事が出ていました。


「手いっぱい 授業専念できぬ」「教員の労働時間 世界最長」
「雑務追われ・・・負荷軽減策 急務に」(以上、熊日)

「教員 仕事の時間減ったけど」「増える休暇 業務肩代わり」(朝日)


 大体、内容は見出しを見ればわかりますよね。

 要するに、休職が増え、現場中堅教師がその穴埋めをしていて、手が回らない状態に陥っているという内容です。

■しかし、考えてみれば、教員には他の職種にはない、長期休暇が3回あります。

 夏休みに、冬休み、春休みです。

 もちろん、子どもと同じく休みというわけではありません。

 研修はあるし、部活もあるでしょう(中学・高校)。そして、休みをとるには、当然「有給休暇」をとる必要があります。

 しかし、子どもがいないとなれば、ゆとりは生まれます。

■メディアがこの手の記事を出すのは、いいのですが、メディアの社会貢献策として、各種大会を催してきたのは、他でもないメディアでした。

 例えば、「熊日旗」「学童オリンピック」は熊日が催しました。

 朝日も高校野球等々、やっていますよね。

 こんなのがあるから、現場は忙しくなったのではないでしょうかね。

 
■こんなのをやっておきながら、現場は忙しいと言われても、当たり前じゃ!となってしまいますよね。

 焚き付けているのは、メディアだった?

 もちろん、部活好きな教師はそれでいいでしょう。

 しかし、教師の本文は1日の8割を占める、「授業」にこそあるわけです。

 本末転倒としか、いいようがないという面もあるのではないでしょうかね。