タブレットvs学力問題

 

1)「上位の県 低学力層少なく」(熊日20251001)

 

■この記事によると、熊本市は「全国平均下回る」という見出しが踊っています。曰く、

 

・国語の平均正答率65%(全国は66.8%)

・算数   同  55%( 同 58.0%)

・理科   同  56%( 同 57.1%)

・中学国語 同  54%( 同 54.3%)

・中学数学 同  46%( 同 48.3%)

 

 つまり、全ての教科で、全国平均を下回ったという結果ですね。

 

 

2)質問紙法で驚く結果が!

 

■「授業でICT機器をどの程度使用したか」

・ほぼ毎日小学生71.7%(全国46.7%)、中学生76.4%(53.2%)

 

「課題解決に向けて自分で考え取り組んだか」

・小学生76.4%(80.3%)、中学生72.3%(77.7%)

 

 

3)この結果は、何を意味するのか

 

■結論はこうなるのではないでしょうか。もちろん、これだけで結論は出ないと思いますが、この記事の結論はこうなります。

 

★タブレットを使えば、学力は低下する!

 

★結局、特に小学生はアナログで、「書く」「聞く」「話す」「読む」が重要だということではないでしょうか。

 

4)世界はアナログへと舵を切り出した?

 

■PISA型テスト世界一を誇ってきた北欧がデジタル教科書を廃止しました。

 

 オーストラリアでは、16歳未満のSNSが禁止されました。

 

 日本の一部自治体で、1日2時間の利用制限が条例として制定されました。

 

 皆、実は何が問題か、わかっているのではないでしょうか。

 

 次期指導要領から、デジタル教科書が日本では登場しますが、日本、大丈夫なのでしょうか。

 

 この国の行く末が恐ろしくなってきているところです。