「天声人語」(朝日20240801)
■子供たちの体験格差ということについて書いてあります。
子供の貧困が増えているということが巷でも言われているのですが、私はスマホを持っている子は貧困ではないと考えます。
貧困だったら、スマホは変えません。むしろ、飲食や電気代等々にお金を利用すべき問題だと思うのですね。
私も「体験格差」を実感していた一人です。
小学生の頃、父の給料日は25日、給食費や学級費は21日納めでした。
母からいつも言われていたのは、「25日まで待ってください」と言え!でした。
ローラースケートが流行っても買ってもらえないというか、自分から家が貧しいとわかっていたので、それをやっている子たちの様子を眺めている子でした。
そろばん塾も流行りました。しかし、私は行きませんでした。筆算するからいいと。
中学では学習塾に皆が行き始めました。しかし、私は一切、行っていません。
こんな幼少期を送っているので、「体験格差」がなんだ!と思いますね。日本は資本主義の国です。当然、貧富の差はあるわけで、体験格差は当然でしょう。
それを言うなら、「夕食格差」になるのではないでしょうかね。
当然のシステムの中に住んでいる以上、人は人、自分は自分が当然の社会ではないかと思うのですがね。
体験格差は、努力でもなんとかなるのではないでしょうか。人一倍、努力はしてきたと思います。ただ、そんな性格、つまり「負けず嫌い」だけだったのかもしれませんがね。