ブルー vs グリーン



■ブルーリボンならぬブルーカーボン、対するのはグリーンカーボン

・ブルー:海藻や海草が吸収貯蔵する二酸化炭素(BC)
・グリーン:森林が  同          (GC)

 今、そのBCをクレジットといて、売買できるようにするのだそうです。


■朝日(20240224)には、「海藻が二酸化炭素吸収 両得狙う」という記事が紹介されていました。

 小見出しとして、「ブルーカーボン 藻場再生後押し」「吸収量を売買 えさ増えウニ漁獲増」というのがありました。


 22年度では、1トンあたり約65000円で売買されたのだそうです。

 GCでは1トンあたり10000円前後なのだそうで、高値がついているということです。

 つまり、BDがまだ広がっていないということになりますね。

 藻場でどれほどの二酸化炭素を吸収できるのか、その作業にはどれほどの価値があるのか、その作業に取り組む企業が少ないということではないでしょうか。

 事例として、北海道の増毛町と日鉄が組んで、藻場の再生に着手したそうです。そこでは、クズとしての鉄鋼スラグを波打ち際に置いて、それで昆布の成長が促され、その成長で二酸化炭素を吸収し、昆布を餌とするウニ漁が盛んになったということです。

 早く世界的に認知されるといいですよね。