海の酸性化と温暖化が進んでいる?
■熊日(20230321)によると、「海洋酸性化 日本沿岸で頻発」ということで、日本沿岸で10日程度の周期で、酸性化が進行しているということです。
どれくらいかと言うと、通常はPH8.0から8.1という弱アルカリだそうですが、再起は、7.36なんていう日もあったということです。
原因は大雨による有機物の海への流出で、バクテリアがそれらを分解する過程で、二酸化炭素を放出し、酸性化につながっているということでした。
しかしですよ、海の二酸化炭素含有量のお陰で、温暖化が抑えられているということもありますよね。
これ、どう考えればいいのでしょうか。
海が酸性化すると、貝類の生育に影響がでるとのことでした。そればかりか、魚類も皮膚が大変になるのではないでしょうかね? その点は述べられていませんでした。
■一方、朝日(20231203)では、「沸騰化 地球むしばむ」という見出しで、青森のホタテ業者がこれまでにないことだと、嘆いているという記事が出ていました。
3割程が死滅しているというのです。原因は、高水温らしく、平年より4度高い地域もあったということです。
これは海ばかりでなく、農作物の多大な被害が出ているということです。
記事では、二酸化炭素の濃度変遷がグラフとして紹介されていますが、私が生まれた1960年代に320ppmだった濃度が、現在は430ppmなのです。いや、これは凄い高まりです。
資本主義を改めるしか、根本的解決はないと思うのは私だけでしょうか。
■別件ですが、森林文化協会では、「30by30」というプロジェクトを
進めているようなのですが、根本的には資本主義なのかなと思う昨今です。
(2030年までに、陸海30%以上を健全な生態系に保全しようというもの)